信用していた友人に突然裏切られたら、人間不信になってしまうだろう。兵庫県の60代女性は最近、「いきなり職場の上司からクビを宣告」されたため、同じ職場の親友に相談した。この親友も昨年クビ宣告され、のちに撤回されて厳重注意で済んだものの、当初は「裁判起こすなら一緒に闘う」と女性は励ましたそう。

そんな経緯から女性は親友に相談したのだが、このあと親友が暴走するとは夢にも思わなかったに違いない。（文：長田コウ）

「絶対に勝てないから闘うのはやめたら？」

女性がクビを言い渡されたことを知った親友は、「腹を立てて勝手に直談判」しに行き、そのせいで厄介な展開になってしまったのだ。

「そこで上司に部長も納得しているなどと吹き込まれ『絶対に勝てないから闘うのはやめたら？他の職場に行くなら推薦状書いてくれるらしいよ。クビの理由も聞いたけど私は納得したわ』と言ってきました」

女性はひどくショックを受けたに違いない。自身はクビにされた理由を聞いていないにもかかわらず、親友が知っていることに、「個人情報漏洩も甚だしい」と憤るのも当然だ。一方で親友は、他の同僚にこの件を話すときは、女性のことを気にかけている様子で話す、というから、さらに腹立たしかっただろう。

「今回の行動についての理由等は他の友人には言ってるそうですが、本人に話したら？と言われた際に『今のあの人に話しても受け入れられないから、また後から話すわ』とまるで私が悪いような言い方をしてるそうです」

親友は引っ掻き回して何がしたいのだろう、と甚だ疑問に思う。女性の進退は定かでないが、親友と今後も関係を続けるのはウンザリだろう。

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