「ソテー」と「ムニエル」と「ポワレ」の違い、正しく言えたら天才!
「ソテー」「ムニエル」「ポワレ」。それぞれの調理法の違いを明確に説明するのは、意外と難しいかもしれません。今回は、これら3つの調理法の違いについて詳しくご紹介します。
まず「ソテー」とは?
ソテーは、フランス語の「sauter(ソテー)」が語源で、「ジャンプする」という意味があります。
フライパンを使って強火で食材をさっと炒めるように焼く調理法で、少量の油を使用し、食材を頻繁に動かしながら調理することで、外はカリッと、中はジューシーに仕上げるのが特徴です。
短時間で調理するため、野菜や肉、魚などの風味がしっかりと残ります。例えば、「ポークソテー」や「ほうれん草のソテー」などが代表的な「ソテー」の料理ですね。
では「ムニエル」とは?
ムニエルは、フランス語の「粉屋」という意味の「meunière(ムニエール)」が語源で、その名の通り、小麦粉をまぶして焼く調理法です。
主に魚料理に用いられ、手順としては、まず食材に塩コショウを振り、小麦粉をまぶしてからバターで焼き上げます。小麦粉をまぶすことで、食材の水分が逃げにくくなり、外側がカリッとした食感に仕上がります。
焼きあがったムニエルには、レモンを添えたり、バターソースをかけていただくのが一般的です。
最後に「ポワレ」とは?
ポワレは、「poêle(フライパン)」が語源で、フライパンを使って食材を焼き、その後少量の液体(だしや白ワインなど)を加えて蓋をし、蒸し焼きにする調理法です。
調理の最初に高温で焼き色をつけ、次に弱火で蒸し焼きにすることで、外側はカリッとしつつ、中はしっとりとジューシーに仕上がります。魚や肉などをこの方法で調理することが多いです。
結論!「ソテー」「ムニエル」「ポワレ」の違いは?
これら3つの調理法はいずれもフライパンを使って食材を焼く点では共通していますが、それぞれ手順や仕上がりに違いがあります。
ソテー:高温で食材をさっと炒める調理法。短時間で仕上げ、食材の風味を活かします。
ムニエル:小麦粉をまぶしてバターで焼く調理法。外側がカリッとし、風味豊かに仕上がります。
ポワレ:焼きと蒸しを組み合わせた調理法。外はカリッと、中はジューシーに仕上げます。
外食でメニューを見るときや、レシピを見るときに、意識してみると楽しみが増えますね!
まとめ/暮らし二スタ