彼氏がルームシェアしていたら?考えられるハプニングへの対策

いまどき流行りのルームシェア

昭和52年生まれの筆者が子どもの頃は、「ひとりっ子」は超・お珍しい存在でした。ほとんどの同級生は、2人きょうだいor3人きょうだい。当時は、今ほど不景気でなかったため、中流階級の家庭でも、2~3人の子どもを持つことが、さして難しくない時代だったのです。

きょうだいがいることが普通の時代とはいえ、4人きょうだいで育った筆者にとっては、「ひとりっ子」は羨ましい存在でした。4LDKの実家は、一般的には広いのかもしれません。しかし6人家族だと、決して広くはないのです。むしろ狭いのです。4つの部屋は……、

部屋1:父

部屋2:母

部屋3:筆者と妹

部屋4:弟Aと弟B

……上記のような割り振りが高3まで続いたため、家で1人きりになることのできる時間は皆無。その反動なのでしょう。高校を卒業してから20年……、筆者はずっと1人暮らしです。寂しいと思ったことは、ほぼありません。1人で暮らすことに慣れ過ぎて、この先誰かと暮らすことになったら、うまくやっていけるのか、不安でたまらないくらいです。

こういう性格ですから、いま流行りのルームシェアなんぞ、考えられません。いや、これは決してシェアハウスを否定しているわけではなく! 筆者には合わないという意味です。合わないことが最初からわかっているのだから、取り立ててルームシェアに身構える必要はないと思っていました。しかし、とあるきっかけで「自分はルームシェアに興味ないから、一生関わることはないだろう」などと、楽観視している場合じゃないことに気付いたのです。

同居人の彼女からの、驚きの提案

先日、友達のM子から聞かされた実話をご紹介しましょう(こういうのって、「友達の話」と言っておきながら、実は自分の話だったりしますが、ホントにホントに友達の話です)。M子自身は実家暮らしなのですが、最近付き合い始めた彼氏は、男友達とルームシェアをしているとのこと。大人数で暮らすシェアハウスの場合は、異性の連れ込みご法度なイメージですよね。が、友達同士のルームシェアだと、そのへんはアリらしく、M子はちょいちょい彼氏宅へ遊びに行くようになりました。

M子の彼氏が住んでいるシェアハウスは、玄関入ってすぐ彼氏の部屋があり、その奥にキッチン・ダイニング・リビングがあり、同居人男性の部屋はさらに一番奥とのこと。よって、お泊まりをしても、小声であれば喘ぎ声が聞かれる心配もゼロ。これだけ聞くと、さほど不自由はないかのように感じますが……。

あるとき、同居人男性のカノジョと鉢合わせになったそうです。普通に考えたら、それぞれの部屋にこもるか、もしくはリビングでピザなどとるか……だと思うのですが、同居人男性のカノジョから、思わぬ提案が飛び出しました。「皆でお風呂に入りましょうよ!」と。

ファッ!? 確かにそのシェアハウスは、分譲賃貸ということもあって、バスルームは広かったそうなのですが、なにゆえ4人で風呂に……。M子が下した決断は、「良いですね、入りましょう♪」という同調でした。断ることで、同居人男性のカノジョに恥をかかせてはいけないと思ったのだとか。女性2人が「入りましょう」と言っているからには、男性2人もノーとは言わなかったのでしょう。かくして、4人入浴することになりました。

いくら広い風呂とはいえ、大のオトナ4人で入るのは、そりゃ狭いです。狭い風呂に浸かりながら、M子の脳裏には様々な思いが駆け巡りました。駆け巡った内容の詳細ですが、具体的には、以下の通りです。

1.彼氏でもない、赤の他人にパイやマンを見られることの複雑さ

2.自分の彼氏のチンを、目の前でほかのオンナ(同居人男性のカノジョ)に見られる複雑さ

3.ほかのオンナ(同居人男性のカノジョ)のパイやマンが視界に入る複雑さ

4.彼氏でもないオトコ(同居人男性)のチンが視界に入る複雑さ

筆者のように、自分自身はルームシェアしないと決めていても、M子のようにたまたま付き合った彼氏がルームシェアをしていて、その同居人男性のカノジョが、ぶっ飛んだ提案をしてくることもあるわけです。ルームシェアが大流行している昨今、有事に備え、対応策を考えておく必要があります。

ぶっ飛んだ提案への対応策

対応策1:誠意を持って断る

M子のような、「断ったら、同居人男性のカノジョに恥をかかせることになる」などという中途半端な優しさは不要です。「ありえん、ヘンタイかっ!」ではなく、「せっかくですが、今日は風邪気味なので」など、言葉を選べば、先方も納得するでしょう。

対応策2:心理分析にフォーカスする

よくよく考えたら、自分の彼氏とその男友達と、そのカノジョを交えて風呂に入りたがるって、なかなか面白い発想ですよね。「なぜ皆で風呂に入りたいのか?」「己のパイやマンや、彼氏のチンを見られることは平気なのか?」「赤の他人のパイやマンやチンを見ることは平気なのか?」など、率直な疑問としてぶつけるのも面白いかと。

対応策3:いっそのことスワッピングを提案する

目には目を、ぶっ飛び提案にはぶっ飛び提案を! 小学校時代のイタズラと一緒ですよ。教室の戸に黒板消しを挟んで、先生が戸を開けた瞬間落下するよう、イタズラっ子からけしかけられたとしましょう。「黒板消しではなく、バケツの水にしよう」と、さらに上を行く提案をすることで、イタズラっ子側は「さすがにやり過ぎだ」と引き下がります。4人入浴の、さらに上を行くスワッピングを提案することで、「このオンナ、頭のネジが2~3本飛んでいるから、4人入浴なんぞしたら何が起きるかわからん」と、先方を抑制できます。

実際のところは、4人入浴後スワッピングに発展することなく、おとなしくそれぞれの部屋に分かれたのだとか。M子いわく、「狐につままれたような経験だった」と。

いやはや、世の中色んな人がいるものです。ぶっ飛んだ人に遭遇した際の対処法は、常日頃から考えておくべきと、痛感したのでした。

Text/菊池美佳子

初出:2017.02.13

次回は <北国のしりとりにヒントがあった!?「シコる」の女性版はコレだ!>です。

女性の性を研究する服部恵典さんから菊池美佳子さんに叩きつけられた挑戦状、それは「シコる」の女性版の言葉を考えること!「セルフプレジャー」「ラブタイム」「ラブグッズ」といったソフトな女性用の言葉がつくられる風潮を跳ね除け、菊池さんが提案するのは、東北の方言……!?

2024/8/8 20:00

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