自民党総裁選「小石河」上位独占の陰で高市早苗VS小林鷹之「ありえない誹謗中傷」

 9月の自民党総裁選は候補者が乱立し、1回目の投票では決着がつかず、決選投票となる見込みだ。そうした中で、2021年の総裁選では一致協力した「小石河」と呼ばれる3人が揃って出馬する意向。3人で競い合い、上位2人に入ろうという戦術ではないか、との見方が出ている。

 今のところ、若さと知名度の高さから、小泉進次郎元環境相が決選投票に残る可能性が高いとされている。その場合、各種世論調査で「次の首相」として上位に名前を連ねる石破茂元幹事長、前回総裁選で1回目の党員票が1位だった河野太郎デジタル担当相は2位争いを演じる。

 総裁選は党所属の国会議員票と全国の党員・党友票の合計で競う。国会議員票と党員・党友票はそれぞれ367票と同数であり、「小石河」の3人は知名度を生かして党員・党友票を一定数獲得できるとみられている。

 保守系では、小林鷹之前経済安全保障担当相がすでに出馬表明し、高市早苗経済安全保障担当相が出馬に必要な20人の推薦人を確保したほか、青山繁晴参院議員が意欲を示している。

 ただ、高市氏の支持者は小林氏の立候補を快く思っていない。前回総裁選で、小林氏は高市氏を支持した経緯があるからだ。それゆえ、小林氏に対して、そして小林氏を支持する議員への批判を繰り返している。ある閣僚経験者は、

「決選投票に残ることを考えれば、相手陣営の誹謗中傷をするなど、ありえないこと。保守系は潰し合って自滅するのではないか」

 このほか、茂木敏充幹事長や林芳正官房長官が出馬の意向だが、人気の低さから上位に入るとはとても思えない。ただ、先の閣僚経験者はこうも言うのだった。

「茂木、林両氏に人気はなくても、官房機密費など他の候補と違って潤沢に使えるカネがある。組織票のことも熟知している。侮ってはいけない」

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

2024/8/22 17:58

この記事のみんなのコメント

9
  • あきひろ

    8/24 19:30

    高市さん以外にも青山という大変有望な方がいるのだけどこれもマスゴミと自民党内の既存勢力に邪魔されておそらく勝負にもならないだろうね。進次郎か石破ぐらいしか望みはない。

  • ↓↓極悪人でもの自民党内の悪党どもに嫌われてるのは良い人だという証拠、高市は国民から好かれてる石破とかの連中は韓国や中国から好かれている。キムチ土民やクソチャイナに好かれている議員などゴキブリ以下なる存在だわ。

  • TOMO

    8/23 20:46

    ↓君の大好きな石破はもっと嫌われてる。裏切った奴は、いずれ自分も裏切られる。まぁ支那とお手々繋いでれば良いんじゃないか(笑)

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます