※主観です。「ほめて伸ばす子育て」の適正時期は? 4人の子ども達に試した結果とは
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東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。
ペアトレを実践したのは、長女が小学校1年生の後半。まだ幼いけれども、ひとりで通学することも慣れて、ちょっとだけ「お姉さん」の仲間入りをした頃でした。
受講時に‟2歳から対応できるスキル”と聞いたけれど、小1後半で始めるのは効果があるのか。それとも、遅いのか。
主観にはなりますが、私の感想をお話しますね。
【東京こども4人育児日記 #30】
◀前回の記事を読む◀ 『「夏休み、もう無理…」子どもの「自堕落生活」は発達障害が原因? それとも⁉』__◀◀◀◀◀( https://otonasalone.jp/430387/ )
とってつけたような「褒め」は逆効果!?
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スルーのスキルは自然と取り入れることができたものの、実況中継と褒めるスキルを活用することができない。当時の長女ちゃんは、荒れに荒れていたので褒めポイントが見当たらなかったんです。(長女ちゃん、ごめんよ……)
ペアトレ講師の方から「スモールステップが大事」「どんなに小さなことでもいいので、褒めましょう」の言葉を思い出し、実況中継さえも褒める‟ホメ散らかし作戦“にでた私。
たとえば、こんな感じ。
「朝ちゃんと起きることができてエライね!」
→遅刻気味だけど、起きたことに対してホメる!
「宿題やるなんてすごい!」
→内容はさておきホメる!
「ご飯を食べていてエライ!」「お風呂に入ってエライ!」
→ただご飯を食べているだけ。お風呂も同様。
そんなことを繰り返しているうちに、長女がぷっつんとキレたのです。
「いちいちなんなの!?私はベイビーじゃないんだよ!」
ちょっとやり過ぎたかしら。でも、どんなに小さなことでもホメるとしたら、こんな感じだと思うんだけど(涙)。
それとも、ちょっぴりオマセな小1後半には、遅かったのかしら……。
思わぬ副産物! 早期ペアトレ実践で効果を実感
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©岡本ハナ/弱冠3歳にしてポジティブマインドを持つ男
私の褒め散らかしにキレる長女。そして、それを横目にニッコニコ笑顔の長男(当時3歳)。
そう、長女にはペアトレ対応。ほかのこども達には‟いつものママ状態“で接するという器用なことができない私は、自然と子ども達全員にペアトレを実践していたのですが……その結果、自己肯定感高め男子が爆誕していたんです。
親バカ発言かもしれないけれど、長男は何をするにも褒められて育ったので自信がある子になったと思います。内心は心配なことでも一度は挑戦しようとする積極性もある。
褒め散らかした影響かは不明だが、成長速度が速いのかなんなのか「ママ、今は円安の時代だよ?ドルで稼いだ方がいいんじゃない?」とコンサルのようにアドバイスをしてくる小3男子に。
かと言って、長女への褒め散らかし作戦は全くもって無駄だったのかと言われたらそうではなくて。
長女は不安なことがあれば一人で抱え込まず、相談してくれるという信頼関係は築けたのかな、と。きっと背中を押すような前向きな言葉が欲しいのだろう。
もちろん、生まれ持った性格も大いにあると思うけれど、個人的には「ペアトレを実践するには、早ければ早い方がいいのでは」と思っています。