名古屋グランパスの主将GKランゲラックが自身の公式SNSを更新し、ファミリーから贈られた“プレゼント”に対する思いの丈を綴っている。

　先月30日に、今シーズン限りでの名古屋グランパス退団を発表し、2025年からプロキャリアを始めたメルボルン・ビクトリーに復帰することが決まったランゲラック。「自分の決断を共有して残りのシーズンを闘うほうが、感謝を示せると思った」と語っていた“ミッチ”は、7年間の在籍でクラブ歴代1位となる外国籍選手のJ1リーグ出場記録保持者となった他、ルヴァンカップ優勝やJ1リーグの連続無失点記録を塗り替えるなど、名古屋グランパスならびに日本サッカー界にも多くの足跡を残している。

　すると11日、退団発表後初の本拠地『豊田スタジアム』で行われた明治安田J1リーグ第26節東京ヴェルディ戦に臨んだランゲラックに、ファミリーが感謝と敬意を込めた“プレゼント”を贈った。試合前のウォーミングアップの最中、ゴール裏で巨大なコレオグラフィーを実施。クラブカラーの“ロッソ（赤色）”を背景に、“ジャッロ（黄色）”で『LEGEND』の文字と、黒色で同選手のシルエットを出現させたのだ。さらに、『L』の左側の色を変えて、背番号『1』を表現するタブルミーニングになっていた。

　この意匠を凝らした圧巻のコレオに対して、ランゲラックは12日に更新した公式SNSにて、「昨夜を特別なものにしてくれたみんな、本当にありがとう！　この気持ちは言葉では言い表せない。ARIGATO」と思いの丈を綴っている。

　なお試合は、7分に新加入のMF菊地泰智からFWパトリックが3試合連続となるゴールを決めると、この1点を守り切り、3試合ぶりの白星に。ランゲラックも好守連発で、勝ち点3獲得に大きく貢献していた。

【好守連発】東京V戦の勝利に貢献したランゲラック