つい最近『ヒルナンデス!』でも紹介【家そば放浪記】第251束:千葉県の道の駅「保田小学校」に売ってた、樽沢『故郷の贈り物 とろろそば』648円(1人前108円)

“ミスターロケットニュース” こと、心優しき中澤星児が干し蕎麦を買ってきてくれた。

先日記事にもなっていた “廃校が道の駅として再利用されている「保田小学校」(千葉県)” で売られていたのだとう。

星児が撮影してくれた販売棚の写真を確認すると……

価格は648円と、なかなか高価……に思えるが、6束(6人前)入っているので1人前計算では108円。むしろ安いほう。

また、つい最近の2024年6月に『ヒルナンデス!(日本テレビ)』でも紹介されたのだという。

いとうあさこさんや、Hey! Say! JUMPの八乙女 光くんが食べた……っぽい。おお〜! こんなところで、なにげにお蕎麦に詳しい八乙女くんの名前を見ることになるとは!!

んで、お店の価格札には「伊藤商店」と書いてあり、パケ裏にもたしかに伊藤商店(千葉県)とは書いてあるけど、それはあくまで販売者。

実際に作っているのはどこなのだろうと、消費者庁の「製造所固有記号検索」で、パケ裏に書いてある「TR2」を検索してみると……

千葉県かと思いきや群馬県のメーカーだった……。いちおう製造所「樽沢」のサイトを調べてみると、

「株式会社樽沢は、群馬県産の小麦の特色を熟知した会社として、お客様がお望みになる商品の企画・開発から製造をしています。」

と書いてある。

別にケチをつけるわけではないが、千葉県の道の駅で売られていた「故郷の贈り物」が群馬県産の小麦を熟知した会社が作った商品だった。

「故郷」とは……と思ったりもするが、我々の故郷は、日本だ。

「国内製造(小麦粉)」ならばセーフとす!(寛容な精神

デカい鍋に湯を沸かし……

4〜5分ゆでて……

完成。

して、そのお味は──

おいしい。

おいしいんだけど、少し「とろろ」がわかりにくいかな……というのはある。

ひかえめのとろろ感。ただ、蕎麦自体はおいしい。小麦粉先行の蕎麦だけど、食感、喉越し、ツルッといい感じで、つゆがらみもよし。

「家そば」か「外そば」かなら外かなと。まさに「道の駅のレストランで出てくるようなお蕎麦」な気がする。

ちなみに「置き蕎麦」にしたらさらにポテンシャルを発揮するのかと思いやってみたが、やめたほうがいい。

ビックリするほどチープなお蕎麦になる。まるでコンビニやスーパーの弁当コーナーで売っているお蕎麦みたいになる。

パッケージに書いてある通り、「ゆでてすぐ、みずみずしいうちに」食べた方が良いだろう。

執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥

Photo:RocketNews24

screenshot:Consumer Affairs Agency, Government of Japan.

2024/8/5 18:00

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