2つの顔を持ち、未発達の腕2本、脚2本が胸から生えた赤ちゃん 誕生5時間後に死亡(印)

印ウッタル・プラデーシュ州キラタプール村コリアンプルワ(Koreanpurwa)出身の妊婦ラマ・デヴィさん(Rama Devi、40歳、一部報道では38歳とも)は21日深夜、外出中に陣痛が始まり、シータープルの「サンダ・プライマリー・ヘルス・センター・レワン(Sanda PHC Rewan)」に入院した。

そして翌朝5時、ラマさんは無事に赤ちゃんを出産。ところが赤ちゃんは2つの身体が結合した状態で、顔2つ、腕4本、脚4本を持っており、医師やスタッフを驚愕させた。

医師によると、このような奇形になったのは2体のうちの1体が完全に発達しなかったことが原因だそうで、赤ちゃんは頭蓋骨が1つしかないものの、顔が2つある顔面重複奇形(二顔体)であった。また未発達の腕2本、脚2本が胸元から飛び出すように生えていて、誕生後の動画では呼吸をするたび、腕と脚が上下に動くのが分かるのだった。

実はインドの農村地帯で、妊娠前のスクリーニング検査を受けることはほとんどないという。そのためラマさんはもちろん、医師らもかなりの衝撃を受けたようで、一部のメディアは「病院のスタッフは恐れを抱き、パニックに陥った。そして赤ちゃんを病院の外に放置した」「赤ちゃんは病院の外に連れ出され、2時間ほど姿を消した」などと報じていたが、スタッフのラジクマリさん(Rajkumari)はこれを否定し、次のように述べていた。

「赤ちゃんは誕生後、別の病棟に連れていかれた。母親の分娩に問題は全くなかったが、赤ちゃんは自分でミルクを飲むことができなかった。」

一方、ラマさんの夫ランファルさん(Ramphal)は大興奮で、「妻は稀に見る素晴らしい子を出産した。私たちは神からの恵みを受けている。これは信じられないほどの幸運と繁栄の兆しだ」と語り、喜んでいたという。また、病院には噂を聞きつけ、珍しい赤ちゃんを一目見ようと多くの人が集まったそうだ。

しかしながら赤ちゃんは午前10時、誕生から5時間後に息を引き取った。死因は明らかにされていないが、家族は落胆の色を隠せない様子だったという。

ちなみにインドでは2022年、頭2つ、腕3本、心臓2つの結合双生児が誕生し、医師が監視を続けていた。また2021年には、3つの頭を持つ赤ちゃんが誕生し、「神の化身」と呼んで崇められていた。

画像は『भारत समाचार | Bharat Samachar X「सीतापुर - रेवान सांडा पीएचसी में अद्भुत बालक का जन्म」』『Free Press Journal 「VIDEO: Woman Gives Birth To Baby With 2 Faces, 4 Legs & 4 Arms In UP's Sitapur; Newborn Dies Within Few Hours」』より

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2024/7/30 14:55

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