柔道・阿部詩「衝撃一本負け」の「泣きわめき」に森本毅郎がピシャリ苦言「パフォーマンスって言ったら失礼だけど…」

 パリ五輪・柔道女子52キロ級・阿部詩の「衝撃敗退」が波紋を広げている。五輪連覇を狙う阿部は、2回戦で世界ランク1位のケルディヨロワ(ウズベキスタン)と対戦し、まさかの一本負け。準決勝に進むことができず、メダルの可能性が消えてしまった。

 前評判では五輪連覇はほぼ間違いなしと言われていただけに、本人はもとより、ファンも大きなショックを受けた。茫然自失で畳を降りると、コーチの胸にしがみついて人目をはばかることなく大号泣する阿部に、場内からは拍手とともに「ウタ、ウタ、ウタ!」と「ウタコール」が送られた。

 ところがこの状況を目にして、否定的な見方をする向きも。泣きじゃくる阿部の姿を「礼節を欠いた行為」と受け取ったからだ。

 賛否はあるものの、7月29日の「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ)では番組冒頭、パーソナリティーの森本が阿部の試合に言及した。

「阿部詩さんが負けちゃって。会場に響き渡るような号泣でね。長かったな、泣いてる時間が。コーチが早く引き上げさせてやらなければいけませんね。パフォーマンスっていったら失礼だけど、泣きわめいて…。なんとかならなかったのかな」

 阿部の号泣をピシャリと制したのだった。あまりにも辛辣な意見に、リスナーはどう思っただろうか。

 テレビ中継で見た視聴者の、SNSでの主張を見ると、多くの人が阿部に同情的ながら、

〈武道家としての態度ではない〉

〈ギャン泣きして後ろの試合に迷惑かけていいのか〉

 などとかなり手厳しいものがある。

 阿部は昨年10月の国際大会を欠場したことで世界ランキング9位となり、五輪で上位8人のシードに入れず、世界ランク1位の選手と早々に対戦することになった。金メダル獲得を最優先させたことが、結果的に裏目に出た形である。

 早すぎる終戦を迎えた阿部はその後、会見に臨み、今回の敗戦を糧に2028年のロサンゼルス五輪でのリベンジを明言している。

(ケン高田)

2024/7/29 11:25

この記事のみんなのコメント

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  • 批判するマスコミ各社こそ、批判されるべき立場…!

  • TOMO

    7/30 9:04

    今回、阿部詩選手が見せた涙、私は一切批判するつもりはない!いままで一生懸命頑張ってきた、その成果の涙だと思う。悔しさは誰よりも大きかったと思う。また4年後、今度は首から金メダルを下げて、今度は嬉し涙を見せて欲しいと強く思う。

  • 結果論ではあるが、試合後に問題とされるような状態になるような精神性だったから敗けたとも言える。しっかり「心技体」鍛え直してからのリベンジに期待したいね。

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