STU48・岡村梨央が“歌唱力”新女王に! 「絶賛反抗期中だけど、いい子です」

7月23日に東京・立川ステージガーデンで「第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」決勝大会が開催。STU48・岡村梨央が6代目の歌唱力女王に輝いた。

◆岡村「歌が大好きなのでずっと歌い続けていきたい」

6回目の開催となった今回は国内グループから100人、大会初参加となる“海外姉妹グループ”からは35人がエントリー。決勝大会の舞台には、決勝常連である豊永阿紀(HKT48)をはじめ、初出場で予選を9位で通過した最年少のSKE48研究生の加藤皐生、審査員推薦枠で決勝への切符を手にした倉本羽菜ら20名が顔をそろえた。

予選を通過した20人がバンドの生演奏をバックに歌声を披露。第1組では初出場となるSKE48の加藤が表情豊かに感情をむき出しなAdo「ギラギラ」を歌唱し、同組の倉本はAdoの「会いたい」をしっとりと力強く歌い上げた。

予選の歌唱を終えた加藤は「とても緊張しましたが、ステージに立った瞬間、みなさんが暖かく迎えてくださったので自分らしく歌うことができました」とコメント。倉本は「とても緊張していましたが、応援してくださっている方々のことを思いながら一生懸命、気持ちを込めて歌いました」と振り返った。

審査員の水森かおりさんからは「加藤さんはあどけないのに表情と歌声と表現力が大人っぽくて惹きつけられました。倉本さんが歌い終わった後に泣きそうになって、私もちょっと泣きそうになりました。すごく素敵でした」とそれぞれ評価を受けた。

予選を通過したのは1組目から、大塚七海(NGT48)とルル・サルサビラ(JKT48)、2組目から三村妃乃(NGT48)と坂本愛玲菜(HKT48)、3組目から岡村梨央(STU48)と田口愛佳(AKB48)、4組目から村山彩希(AKB48)と清司麗菜(NGT48)の計8名がファイナル審査へと駒を進めた。

残念ながらファイナルに進むことができなかったSKE48の2人に対し、応援ゲストで見守っていた斉藤真木子は「今日は2人の歌声をたくさんの方に聴いていただけて、これからのSKE48は心強いなと実感しました。SKE48を背負って、このステージに立ってくれた2人にとても感謝しています。お疲れ様でした」と労いの言葉をかけた。

ファイナル審査では、清司はヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」、村山はLittle Glee Monsterの「ECHO」、坂本は映画「リトル・マーメイド」より「パート・オブ・ユア・ワールド」、ルルは秦基博の「ひまわりの約束」、三村は椎名林檎の「人生は夢だらけ」、大塚が大原櫻子の「瞳」、岡村はMr.Childrenの「Documentary film」、田口がマルシィの「絵空」をそれぞれが歌い上げた。

結果発表では、審査員特別賞に輝いた豊永は「すごく嬉しいです。ファイナリストLIVEでは、ファイナリストメンバーをぶちかましたいと思います」と喜びを爆発させた。

第3位の三村は「あと1歩、優勝には届かなかったのはとても悔しいので、もし来年も開催されるなら、今度こそ優勝を目指して頑張りたいと思います」とリベンジを誓った。

第2位の村山は「いろんな気持ちでごちゃごちゃなんですけど、自分の伝えたい思いが全部伝わったのかなと思うと嬉しいです」とコメント。

6代目のチャンピオンに輝いた岡村は「2回目の出場でまさか優勝できるなんて思ってもいなかったのですごく嬉しいです。ファンのみんなといつも支えてくれている家族に感謝を伝えたいです。歌が大好きなのでずっと歌い続けていって、人に響く歌を歌えるようにこれからも頑張りたいと思います」と力強くコメント。また、司会の古田アナからトロフィーの重みを聞かれると岡田は「軽いです」と答え会場の笑いを誘った。

最後に20人全員で「365日の紙飛行機」を披露し、大会を締めくくった。

◆大好きな村山彩希さんと一緒にユニットができたらいいな

イベント終了後、囲み取材に登場した岡村は「名前を呼ばれた瞬間は夢かなと思いました。すごく嬉しいし、悔いなく練習以上のものを出すことができて良かったです。最後の『365日の紙飛行機』でセンターに立って、トロフィーを持って歌う準備をしている時に少しずつ実感が湧いてきて、ペンライトの景色を見て本当に優勝したんだなと思いました」と優勝直後の気持ちを語った。

そして、今回の優勝した“意味”を聞かれると「決勝のステージに出場させていただけたことで、たくさんの方々に自分の歌を聴いてもらえることができたし、優勝したことで岡村梨央とSTU48の存在をもっといろんな人に知ってもらえると思うとすごく嬉しいです」とコメント。自分はどんな人かという質問に対し「絶賛反抗期中で今朝も家族に反抗をしましたが、ファンの皆さんのことは大好きだし、私はいい子です」と15歳らしさ全開で自分をアピールした。

また、ステージ上でトロフィーの重さを「軽いです」と答えたことに対して「あの時はテンパっていて、咄嗟に『軽いです』と言ってしまいましたが、重いです」と訂正し、笑いを誘った。そしてトロフィーを飾る場所に関して聞かれると「勉強机があるので、その上に立て掛けたいと思います」と高校生らしさを覗かせた。

記者から今回の決勝大会に参加していたSKE48の倉本が「岡村梨央さんの歌声が好きです」と言っていたことを伝えると岡村は「今日はまだ話せていないんですけど、この前のオンラインお話会を5枚も取ってくれていたみたいです。でも、急遽仕事が入って干してしまったみたいなので、この後リアルお話会をしたいと思っています」と倉本とのエピソードを話した。

優勝者にはAKB48グループプロデューサーの秋元康氏書き下ろしのソロ曲が送られるが、それに対して「自分の低音を生かせる部分があったらいいなと思いますが、“岡村莉央”のために秋元先生が書いてくださる曲なので、どんな曲でも大切に歌い続けていこうと思います」と答えた。

そして、ファイナリストの8人と、審査員特別賞に選出された豊永を加えた計9人で後日開催される「ファイナリストLIVE」について岡村は「ステージに立って生バンド演奏で歌えることが本当に楽しみです。大好きな村山彩希さんと一緒にユニットができたらいいなって思います」と期待を膨らませた。

最後に、来年またこの大会があるとしたら優勝を狙いますか?という質問に対して「狙います」と迷いなく答えた。

取材・文/和田恵実 撮影/武田敏将

2024/7/27 8:50

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