レアル指揮官、エンバペの起用方法について言及…ヴィニシウスを例に挙げ「重要な鍵は選手の機動力」

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、新たにチームへと加わったフランス代表FWキリアン・エンバペの起用ポジションについて言及した。26日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』がポッドキャスト『The Obi One』に出演した同監督のコメントを伝えている。

 先月3日にレアル・マドリードへの加入が発表されたエンバペ。紆余曲折を経て“白い巨人”と2029年6月までの5年契約を締結したストライカーは、EURO2024終了後の16日に行われた入団セレモニーへと臨み、「このクラブ、このエンブレムのために全てを捧げる」と決意を示した。

 しかし、エンバペの加入前から問題視されていたのが同選手の起用ポジションだ。2023-2024シーズンに多用した『4-4-2』ではエンバペの特徴が発揮されにくいとの見方も報じられており、仮に本職である左ウイングを配置した場合でも、クラブで絶対的な地位を築いたブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとポジションが被ると懸念されている。

 そんななか、ポッドキャストに出演したアンチェロッティ監督は、「エンバペをチームにフィットさせることは問題ない。彼が言った『チームに適応する』という言葉を覚えておくことが重要だ」とコメント。左ウイングとして起用するのかを問われると、「はっきり言うのは難しい」と述べつつ、「ヴィニシウスは昨シーズンどこでプレーした?ヴィニは左ウイングとしてプレーしなかった。良い攻撃をするための最も重要な鍵は、選手の機動力だと思う」と自身の考えを明かした。

 また、「ヴィニは左でプレーすることもあれば、中央でプレーすることもある。(ジュード・)ベリンガムは時には左で、時には中央で、時には右でプレーした。ロドリゴはほとんどの試合を右で先発していたが、試合中に左でプレーしていることもある。このような機動力とボールに対する創造性を持つことは重要だ」と主張。続けて、「私は選手たちに自由を与えたいし、彼らには試合の状況をコントロールできるようにしてもらいたい」と語っている。

2024/7/26 20:28

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