奈良郊外になぜ下関名物? 当麻寺で瓦蕎麦とねり天

奈良県葛城市、当麻寺(たいまでら)駅から徒歩10分ほど。當麻寺(こちらは寺院の「たいまでら」)近くにある『はしもと商店 味のかけ橋』。ここで食べられる山口県名物の瓦蕎麦と、下関から直送されるねり天を求めて、県内外から多くの人が訪れる。

ちなみに瓦蕎麦とは、その名の通り瓦の上で茶蕎麦を焼き、錦糸卵や甘辛く炊いた牛肉、レモンなどをのせた山口・下関の郷土料理である。

大人気なのは、その味を求めてに他ならないのだけれど、そもそもなぜ、奈良で下関の郷土料理を? 奈良市の中心地からも電車で1時間半ほどかかる緑豊かな郊外ということもあり、ますます不思議に思えた。

謎の答えは、意外ではあるもののとてもシンプル。店主・中山嘉廷(よしたか)さんの奥様、恵美さんが下関のご出身なのだとか。祖父の家は、小さな漁師町で70年以上続く老舗のねり天屋ということで、その伝統の味を関西に広げたいとここに店をオープンさせたのだそう。

人気ゆえに奈良県内に3店舗を展開しているが、いずれも地元の人以外は気軽には行きにくいというのもまた事実である。が、そこに朗報。昨年からお取り寄せがはじまったのだ。

瓦蕎麦をレンジで温めるだけで、パリッとしたできたての味に。もちろん、大人気のねり天もついてくる。

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※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

2024/7/26 17:00

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