【テニスデータコラム】ATP男子世界ランキングトップ10

 テニスのグランドスラムはウィンブルドンを終え、パリ五輪をはさみつつ、残すは8月下旬に開催される全米オープンを待つのみとなり、シーズンも佳境に向かっていく感が強い。今回はATP男子世界ランキングを紹介。世界最高峰で戦っている10人を紹介していく。

【ウィンブルドン速報】男子シングルス アルカラスがジョコビッチ破り優勝

 まずは、6位-10位まで。

【6位―10位】

6位:アレックス デミノール

    オーストラリア/1999年2月17日/36勝12敗/4,185ポイント

7位:フベルト フルカチュ

    ポーランド/1997年2月11日/34勝14敗/4,105ポイント

8位:キャスパー ルード

    ノルウェー/1998年12月22日/40勝11敗/3,925ポイント

9位:アンドリー ルブリョフ

        /1997年10月20日/25勝12敗/3,830ポイント

10位:グリゴル ディミトロフ

    ブルガリア/1991年5月16日/32勝11敗/3,770ポイント

 続いて、上位5人を5位からお届け。

5位:ダニル メドベージェフ

          /1996年2月11日/33勝10敗/6,525ポイント

世界ランキング1位経験もあるメドベージェフは2024年も好調なシーズンとなっている。全豪オープンではフベルト フルカチュ、アレキサンダー ズベレフを破り決勝に進出。決勝ではヤニク シナーに2対3で敗れるもファイナルセットまで行く接戦で、実力の高さを見せつけた。全仏オープンでは4回戦で敗れるも、ウィンブルドンではランキング1位のヤニク シナーを準々決勝で破り、2年連続のベスト4進出を果たした。残る全米オープンでは、2021年以来の栄冠を目指す。

4位:アレキサンダー ズベレフ

    ドイツ/1997年4月20日/40勝12敗/7,295ポイント

2024シーズンはここまでツアー1勝で好調を継続しているズベレフ。全豪オープンではカルロス アルカラスを破り準決勝に進出。ATP1000のBNLイタリア国際を勝つと、全仏オープンでは準決勝でキャスパー ルードを逆転で破り決勝に進出。決勝ではカルロス アルカラス相手にファイナルセットに持ち込んだが惜しくも敗戦。ウィンブルドンは4回戦で敗れるも、グランドスラム3戦は全て2023年の成績を超えている。この調子で、続く全米オープンは昨年のベスト8を超える結果に期待したい。

3位:カルロス アルカラス

    スペイン/2003年5月5日/33勝6敗/8,130ポイント

2023年夏にランキング1位に上り詰めたカルロス アルカラスは弱冠21歳ながら男子テニス界を席巻し続けている。2024シーズンはATP1000のBNPパリバ・オープンなどツアー3勝を挙げている。グランドスラムでは全豪オープンでベスト8、全仏オープンでは準決勝でヤニク シナーを、決勝ではアレキサンダー ズベレフを破り、初優勝。続くウィンブルドンでも、準決勝でダニル メドベージェフを逆転で破ると、決勝ではノバク ジョコビッチをストレートで破りグランドスラム連勝。いま最も調子を上げているだけに、2022年に優勝経験のある全米オープンにも大きな期待がかかる。

2位:ノバク ジョコビッチ

    セルビア/1987年5月22日/23勝7敗/8,460ポイント

これまで数々の記録を達成、2023年も全豪オープン・全仏オープン・全米オープンとグランドスラム3勝を挙げ、合計24勝で単独トップとなっているジョコビッチ。2024シーズンも春はランキング1位をキープし、現在は2位に下がったが、37歳にして多くの若手選手の「脅威」となっている。全豪オープンではベスト4、全仏オープンはベスト8。ウィンブルドンは決勝でカルロス アルカラスに敗れたものの準優勝。ここまでグランドスラム勝利がないが、ディフェンディングチャンピオンの立場で臨む全米オープンは改めて注目していきたい。

1位:ヤニク シナー

    イタリア/2001年8月16日/42勝4敗/9,570ポイント

ウィンブルドンでのベスト4がグランドスラム最高成績だったヤニク シナーは、2024年に大躍進を遂げる。全豪オープンでは当時ランキング1位のノバク ジョコビッチを破り初の決勝進出を果たすと、こちらもランキング上位のダニル メドベージェフを相手に、2セットダウンから大逆転勝ち、初優勝を飾る。全仏オープンでは準決勝でカルロス アルカラスとフルセットの末に敗れるも、初のベスト4進出。ウィンブルドンではベスト8進出(こちらもダニル メドベージェフ相手にフルセットで敗戦)。ほかATP1000マイアミ・オープンなど今シーズンはツアー4勝を挙げる活躍で、キャリア最初のピークを迎えつつある。全米オープンは2022年のベスト8が最高成績。これを上回り、さらにグランドスラム2勝目なるか、注目が集まる。

【ウィンブルドン速報】メドベージェフが世界ランク1位シナー破り準決勝へ

 それぞれの持ち味を生かし、テニスファンを魅了しているTOP10プレイヤーたちが全米オープンでどう活躍するか、その結果でランキングがどう変わるか、楽しみに待ちたい。

(※)2024年7月22日時点

(SDAA編集部)

2024/7/26 13:59

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