来日中のスタッド・ランスが24日、ヤマハスタジアムでの『Japan Tour 2024』初戦に臨み、ジュビロ磐田と対戦。日本代表のMF伊東純也とMF中村敬斗が揃ってスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、後半に記録したゴールにより1－1の引き分けという結果に終わった。

　試合後、記者会見に登壇したスタッド・ランスのルカ・エルスネル監督は「全体的に面白い試合展開だったと思う。特に20分くらいまでは、私たちがやりたいことができた。スピードを持ち、高い位置でプレーするという部分だ」と評価。後半は先制を許す展開となったが、「難しい部分もあったが、そこは日本の暑さに慣れていないからでもあると思う」との見解を示しつつ、「同点に追いつけたことは良かった。メンタル面の強さを見せられたし、全体的には満足している」と頷いた。

　昨季、ルアーヴルで結果を残し、今季からスタッド・ランスを率いることになった指揮官は、「昨季達成したフランスリーグでのトップ10入りを達成することが一つの目標」と明言。さらに、伊東と中村について尋ねられると、「彼らは特にクリエイティブなプレーを見せてくれるし、攻撃のキーになる選手だ。ゲームの流れに影響を与える」と評価し、「今日の試合では結果が出なかったかもしれないが、新しいシーズンは良い結果を残してくれると確信している」と述べ、その活躍に大きな期待を寄せた。

　スタッド・ランスは今後、7月27日に清水エスパルスと対戦し、同31日にはJ1リーグで首位に立つFC町田ゼルビアと、そして8月3日にはヴィッセル神戸との試合に臨む。

【動画】伊東＆中村が先発した磐田vsスタッド・ランスのハイライト