アデイェミが2発! ドルトムント、C大阪に追い上げ許さず逃げ切り成功…香川真司は途中出場

 7月24日、大阪府の『ヤンマースタジアム長居』にて『EUROJAPAN CUP 2024』が行われ、セレッソ大阪とドルトムントが対戦した。

 試合は立ち上がりこそC大阪がボールを保持し、奥埜博亮がミドルシュートでゴールを脅かす場面を作ったものの、26分に均衡を破ったのはドルトムントだった。ディフレクションした右サイドからのクロスボールをGKキム・ジンヒョンが弾くと、セカンドボールをユリアン・ブラントが回収。右足で中央へ浮き球のボールを送ると、セバスティアン・ハラーが頭で逸らし、最後はカリム・アデイェミが押し込んだ。

 さらに、飲水タイムを終えた直後の29分には、ハラーのポストプレーからジェイミー・バイノー・ギテンスが左サイドをドリブルで突破。ボックス内でスピードを緩め、対峙した進藤亮佑を振り切ると、右足で狙い澄ました一撃を沈める。ドルトムントがリードを広げた。

 直後の30分には、ドルトムントが誇る“スピードスター”が会場を沸かせる。ドルトムントは自陣深い位置でリエルソンがボールを奪うと、ここから細かくボールを繋ぎ、背後のスペースへスルーパスを狙う。ここは進藤にカバーされたかと思われたが、一気にギアを上げたアデイェミがボールを回収。GKとの1対1を制し、3点目を記録した。

 前半はこのままドルトムントの3点リードで終了。C大阪はハーフタイムに8名の選手を交代し、後半に臨んだ。62分に入ると、古巣対戦の香川がピッチに立つ。するとその直後、C大阪が反撃をスタート。自陣中央でボールを受けた香川が右サイドへ散らすと、前を向いた柴山昌也から、山﨑凌吾、上門知樹と繋ぎ、ボックス左でボールを受けた北野颯太が左足でフィニッシュまで持ち込む。1度、2度とGKに阻まれたが、さらにそのこぼれ球を柴山がボレーで叩き込み、1点を返した。

 さらに、勢いに乗るC大阪は73分、右サイドでボールを受けた阪田澪哉が得意のドリブルをスタート。切り返しから左足を振り抜くと、強烈な一撃がゴールに突き刺さり、これで1点差に迫った。

 しかし、これ以上ゴールネットが揺れることはなく、試合はこのままタイムアップ。この結果、計5ゴールが生まれた撃ち合いをドルトムントが制し、今アジアツアーで初勝利を飾った。

【スコア】

セレッソ大阪 2-3 ドルトムント

【得点者】

0-1 26分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)

0-2 29分 ジェイミー・バイノー・ギテンス(ドルトムント)

0-3 30分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)

1-3 66分 柴山昌也(セレッソ大阪)

2-3 73分 阪田澪哉(セレッソ大阪)

【スターティングメンバー】

セレッソ大阪(4-2-1-3)

GK:キム・ジンヒョン(32分 清水圭介)(62分 ヤン・ハンビン)

DF:奥田勇斗(46分 阪田澪哉)、進藤亮佑(53分 髙橋仁胡)、鳥海晃司(46分 田中駿汰)、為田大貴(46分 舩木翔)

MF:平野佑一(62分 香川真司)、奥埜博亮(46分 喜田陽);ヴィトール・ブエノ(46分 上門知樹)

FW:山田寛人(46分 柴山昌也)、レオ・セアラ(46分 山﨑凌吾)、カピシャーバ(46分 北野颯太)

ドルトムント(4-3-3)

GK:アレクサンダー・マイヤー

DF:ユリアン・リエルソン、ニクラス・ズーレ、ヤニク・リューズ、トム・ローテ

MF:フェリックス・ヌメチャ(62分 ジュリアン・デュランビル);ユリアン・ブラント、アイマン・アジル

FW:カリム・アデイェミ(62分 パリス・ブルナー)、セバスティアン・ハラー(46分 ユスファ・ムココ)、ジェイミー・バイノー・ギテンス(62分 キェル・ベッチェン)

【画像】香川真司がかつての同僚・シャヒン監督と再会!

2024/7/24 21:16

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