7月22日に配信されたポッドキャスト番組『トータルテンボスのぬきさしならナイト！Season2 [オールナイトニッポンPODCAST]』にて、お笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右が、井ノ原快彦と2人きりで会食した際のエピソードを披露。井ノ原の人間性を絶賛する場面があった。

　藤田の説明によれば、ある日、井ノ原を「1回集まってメシでも食いません？」と誘ったそう。

　午後9時にジンギスカン店で集まる約束をしたところ、井ノ原は「楽しみすぎて」と午後8時半には着いていたといい、藤田が仕事を終えて到着すると、「1人で携帯もいじらずに壁のほうを向いて待ってて、丁寧に。正岡子規の横顔の顔で待ってて」「ずーっと正面向いて待って（いた）」という。

　初対面の2人は、家族の話、妻の瀬戸朝香の話、バイク、車、芸能界などについて深い話をしたといい、藤田いわく「去年大変だったね、みたいなとこからの、この業界がどうなっていくかみたいな話にもなった」とか。

　この時、藤田は芸能界を「思春期の中学校の縮図」にたとえ、「（芸能界は）作られた世界なのに、（芸能人が）心を持ってかれちゃったりするのって、もったいない」などと持論を展開。すると、これに共感した井ノ原は、「若い時はやっぱりセンターを取りたいとか思ってて、ひたすら頑張ってきたけど、今は欲っていうよりは、その前に“俺は父親だし”みたいなほうが強い」といった話をしたという。

　また、井ノ原は自身のジャニーズJr.時代を振り返り、中学生でも叙々苑の高級焼肉弁当が配られるような環境であったため「勘違いする」と明かしていたそう。

　これを聞いた大村朋宏は、「そういう環境で育ってさ、イノッチ自身もさ、チヤホヤされてるわけじゃん。勘違いしてもおかしくないのに、携帯もいじらず壁見てたっていうのがすげーよ！」と驚き、藤田も「根本の人間性がめちゃくちゃすごい」と絶賛していた。

井ノ原快彦の状況「落ち着いてきた？」

　井ノ原といえば、2023年にジャニーズ事務所創業者の性加害問題の対策として、SMILE-UP.の副社長に就任。同12月には副社長を退任し、STARTO ENTERTAINMENTの取締役COOに就任（現在はCMO）するなど、めまぐるしい日々を過ごしてきた。

　それに伴い、妻の瀬戸も芸能活動をセーブしていたようだが、今月になると2日に藤井聡太棋王の棋王就位式に登場したほか、23日には「Amazon 新サービス発表会」に登壇するなど、メディア露出が増加している。

　そんな瀬戸の活躍ぶりから、「イノッチの状況が落ち着いてきたのかも」と安堵する井ノ原ファンもいるようだ。

　今回の会食により、井ノ原との距離が「めちゃくちゃ縮まった」という藤田。今後も貴重なエピソードが聞けるかもしれない。