海釣り中に危機一髪! カジキに体当たりされ上顎で刺されそうに(米)

米アラバマ州フェアホープで釣り事業を展開する会社「Fairhope Fishing Company」は今月15日、顧客をボート“ジュビリー号(Jubilee)”に乗せ、合計7人でメキシコ湾での海釣りに出かけた。

しばらく釣り糸を垂らしていると、釣り竿の1つにクロカジキがかかった。当時の様子は「Fairhope Fishing Company」がTikTokに投稿しており、動画では海面から活きの良いカジキが飛び跳ねている。

白いキャップを被り、Tシャツ姿の男性がカジキをボートに引き上げるため、釣り糸を力いっぱい引っ張る様子が映っている。全力で抵抗するカジキをボートのそばまで手繰り寄せ、引き上げられるまであと少しのところでアクシデントが起きた。カジキはボートの縁を滑り、すぐ隣で見守っていた別の男性にぶつかってしまったのだ。

カジキは上顎が長く伸びた“吻(ふん)”を持っているのが特徴で、鋭くて長い吻は獲物を捕らえるための武器として役立つ。そんな危険なものを持つカジキは、頭の方から男性にぶつかり、男性の顎の真下にはカジキの吻が迫っていた。

あと数センチでもズレていたら、男性はカジキの吻に突き刺されていたかもしれない。なお、インドのニュースメディア『Times of India』では2022年、インド沖で漁師がシロカジキに胸を貫かれて死亡したことを報じており、カジキ釣りは危険と隣り合わせであることがうかがえる。

幸いにも、今回の男性はカジキの吻に突き刺されることはなかったものの、カジキの体当たりを受けて倒れ込んでしまった。その後、カジキが再び海に飛び込んだところで動画は終わっている。

投稿には「幸いにも全員無事でした」と綴られており、カジキに体当たりされた男性にケガはなかったようだ。

この動画は6200万回を超える再生回数を記録しており、コメント欄には「私だったら絶対死んでるかも」「これが自然の脅威だよ」「カジキも必死だから」「ほんの少しずれていたら刺されていたね」といった声が届き、多くの人が恐怖を感じたようだ。

ちなみに2020年1月にはインドネシアで、長く尖った顎を持つ魚“ダツ”が水面から飛び出し、釣りをしていた16歳少年の首に突き刺さるという事故が起きていた。

画像は『fairhope_fishing_company TikTok「Close call on the Jubilee today.」』より

(TechinsightJapan編集部 iruy)

2024/7/21 17:55

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