依存体質のままでは本当の恋愛ができない/大人女子と子供おばさんの恋愛の違い
恋愛には精神的な自立が必要不可欠
恋愛には、精神的な自立は必要です。
それができないと、自分の心の隙間を自分で埋められないから、相手に埋めてもらおうと求めるばかりになってしまい、本当の意味での愛情(与える愛)を持てないからです。
大人女子は、愛を育むためにも、自分がより魅力になるためにも、精神的な自立ができるように努めます。
精神的な自立をするためにも、自分の感情を自分できちんと受け止め、コントロールできるようにし、相手にばかり自分の願望を叶えてもらおうとしないで、自分で自分を幸せにします。
でも、子供おばさんは精神的な自立について「できない!」と簡単に片づけてしまいます。
精神的自立はそう簡単になれるものではない
以前、こんな相談がきました。
「私は彼氏ができると依存する体質です。でも寂しがりやで、1人で過ごすことができないし、感情もなかなかコントロールできません。このままでは彼にもフラれてしまいます。どうしたらいいでしょうか?」
ハッキリ言ってしまえば、精神的な自立ができていない人ができるようになるのは、そんなに簡単なことではありません。
本当に心がヒリヒリするし、自分の価値観をガラリと変えないとできないものです。
「精神的な自立を目指してみたけど、できません!」なんて言っているうちは、本当に意味で精神的な自立を理解していません。そんなに簡単にできると思いますか?
寂しがり屋だからできない?
みんな初めはそうです。自分だけが寂しがり屋なんだと思いますか?
感情をコントロールできない?
みんなそれでも心を鍛えて、今日よりも明日、明日よりも明後日ってできるようにしていくものなんです。
依存心は愛情ではありません。
本当の愛ではないものを恋人に投げつけたら、相手は嫌になってきます。
相手に嫌われるくらいであれば、「本当の愛情を相手に与えられるように人になろう」と思うのか、それとも、「いやいや、やっぱりできない!」と言って自己愛を投げつけるのかで、その恋愛の結果は変わってきます。
我慢できないではなく、相手を失いたくなければ我慢するしかないのです。
できないではなく、失いたくなければ、できるようになるしかないのです。
それだけのことです。
だから、そうなれないのは、やはりそこまでの心境になってないからだと思うのです。
時には「やせ我慢」も大切!
私は、「やせ我慢」って大切だと考えています。
やせ我慢をすることで、今までできなかったことができるようになり、一度できるようになると、段々それをするのが普通になってきます。そうやって、人は心を磨き、器を大きくしていくものだと思うのです。
もちろん、うつ病になるほど自分の心を押し殺してはいけません。
でも、理想の自分に近づくためには、少しは恰好つけることも大切!
そうすることで、周りの反応も変わってくるし、成長できた自分に誇りすら持てるようになります。
どうして依存してしまうの?
では、人はどうして相手に依存してしまうのでしょうか?
依存体質な人は、相手を求めているというよりも、相手の行動で自分の存在価値をはかっています。
相手になにかをしてもらうことで、「自分は価値のある人間なんだ」と自己重要感を高めたいのです。
つまり、言い方を変えると、依存体質な人は、周りの人をそこまで幸せにしていません。
だから、周りから重要な人だと思われている実感が沸かないのです。
自己重要感を増やす方法は、「人を喜ばせること」です。
そうすることによって、ようやく自分は重要な人間なのだと実感できるようになるからです。
依存体質な人は、まずは自分のことをきちんと自分で受け止めるようにし、周りの人を幸せにすることを心がけてみませんか?
はじめは精神的に辛いこともあるかもしれませんが、続けることで周りの反応が変わり、自分の環境にも変化が出てくるはずです。
そのとき、本当の意味で精神的な自立の大切さが理解できるでしょう。
「精神的な自立をするのは辛い」と思っている女性に伝えたいことは、自分だけがそうだと思わないように!
ってことです。
人は、頑固であればあるほど、苦しみます。
「結局、やるしかないんだな。成長するしかないんだな」と覚悟を持てたら、楽になれるし、成長する自分を楽しめるようにもなるものです。
「できない!」で片付けるのではなく、精神的な自立ができる女性を目指し、愛を育める女性になりましょうね。
子供おばさん……「精神的な自立なんかできない!」で片付け、大切な恋愛を壊してしまう。
大人女子……精神的な自立ができるように努め、愛を育む。
Text/ひかり
初出:2013.07.17