7カ月ぶりの実現「ローカル路線バス旅W」設定難航の「254kmルート」を徹底ガチ分析

 前回の放送から7カ月、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」の最新回となる第3弾が、7月20日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)でようやく放送される(出演:三船美佳、たけうちほのか、高木菜那=スピードスケート五輪金メダリスト)。これほど時間がかかった理由は、ルート設定にあると言われている。テレビ誌ライターの解説によると、

「乗務員不足のため、日本中でバス路線の減便と廃止が行われています。そのため、バス旅のルート設定を組むのが難しくなっている。太川陽介の対決方式のバス旅も同じですが、これらが1泊2日のロケであるのに対し、『バス旅W』は3泊4日とロケ期間が長い。スタートからゴールまでの距離も長くなるので、バス路線減の影響をより強く受けます。3泊4日でゴールできるかできないか、ギリギリのルートを作るのは、今は相当に難しいですよ」

 そんな問題を乗り越えて作られた第3弾のルートは、スタートが愛知県の伊良湖岬で、ゴールは長野県の善光寺。直線距離にして約254キロにもなる長旅だ。しかし直線距離で280キロだった第2弾よりは、簡単になりそうだ。

 ルートとして考えられるのは、豊橋から岡崎、豊田と北上し、恵那から中津川、飯田を通って松本から長野へと抜ける道のりだ。一部の道のりは、過去のバス旅に登場している。

「太川陽介のバス旅第12弾で多治見駅から木曽を通り、松本駅まで行っています。松本から善光寺まではそれほどの距離ではないので、ここまで行けたらゴールは可能でしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 名古屋方面はなく豊橋から浜松、静岡を通って富士山の東側を通るルートも考えられる。少し遠回りになるが、過去に通った例があるのだ。

「第18弾で御殿場駅から河口湖駅、韮澤駅、小淵沢駅、茅野駅、上田駅とつないで長野駅を通過しました。第12弾も第18弾も成功していますので、このルートはいい選択だといえるでしょう。ただ、放送が2012年と2014年で、すでに10年が経過しているので、バス路線がなくなっているかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 前回の「バス旅W」では宿を確保できず、カップル向けホテルやスナックに宿泊し、つらい旅を強いられた。それだけに、今回は少し簡単なルート設定となったのかもしれない。

(鈴木誠)

2024/7/19 9:59

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