炊きたてご飯の匂いに抱かれたい…「塩鮭の炊き込みご飯」
こんにちわ、「まいったねぇ」です。
梅雨に入ってから、しばらくが経ちましたね。
空に広がる厚い雲といつ止むとも知れない雨。
外では蒸し暑さ、電車や職場ではクーラーによる乾燥と寒さに悩まされる季節でもあります。
寝ても疲れが取れなかったり、食欲が落ちてしまったり、体調を崩してしまう方も多いと思います。
実際に私の彼女も毎年この季節になると食欲が落ちてしまいがちです。
「しっかりご飯を食べなきゃいけないのは分かるけど、たくさんは食べられない」
少しの量でも、できるだけおいしく栄養を摂って欲しい。
今回はそんな思いを込めたレシピをご紹介します。
切り身とお米を一緒に炊くだけ!“沁みるおいしさ”塩鮭の炊き込みご飯
塩鮭というと焼くのが定番と思われるかもしれません。
でも、鮭は脂がおいしい魚。焼くと流れ落ちてしまう脂も、ご飯と一緒に炊き込むことで、余すところなく味わうことができます。
また、鮭にはビタミンやタンパク質など体に必要な栄養が豊富に含まれているんです。
炊きたてご飯の優しい匂いに鼻をくすぐられると、自然と食欲がわいてくるから不思議なもの。
鮭の旨みと脂が全体にいきわたり、ふっくらと炊き上がったご飯は体に沁みるおいしさです。
鮭の炊き込みご飯の作り方
【材料】
塩鮭 ひと切れ
お米 2合
水 お米2合分
塩 小さじ1
料理酒 大さじ1
黒胡麻 お好みで
1.お米を研ぎます。
2.炊飯器に塩、料理酒、水、お米を用意します。
【ポイント①】
お米を炊くときに料理酒を加えると、風味が増しておいしく炊き上がります。
3.水で塩鮭の表面を軽く洗ってから、お米の上にのせます。
【ポイント②】
塩鮭は水で表面を軽く洗うことで、生臭さがなくなります。
4.塩鮭とお米を炊き込みます。
時間がないときは早炊きモードでも充分おいしく炊くことができます。
5.炊き上がったら、お箸で皮と骨を取り除いて、身をほぐします。
【ポイント③】
鮭の骨は主に切り身の真ん中と細くなっている方の身の曲線に沿って埋まっています。
6.しゃもじで底からひっくり返すように、全体を軽く混ぜたら、できあがりです。
器によそって、黒胡麻をパラリと散らして召し上がれ。
一度に食べきれない分は、できれば炊いたその日のうちに1食分ずつラップに包んで冷凍すると、2週間はおいしく食べることができます。
とくに食欲のないときや二日酔いには熱々のお茶や出汁をかけて、塩で味を調えると、手軽にあっさりとした鮭茶漬けを楽しむことができます。
レモンがとっても爽やか!さっぱりとした蕪の浅漬け
【材料】
蕪 1個
レモン ひと絞り
水 蕪の薄切りがひたひたに浸かるくらい
塩 たっぷり、水が海水より少し塩っぱくなるくらい
1.蕪は皮を剥いて、縦半分に切ってから薄切りにします。
2.ボウルか保存袋に、海水よりも少し塩っぱいくらいの塩水を作って、蕪を漬けます。
3.冷蔵庫で30分ほどおいたら水気を絞って、できあがり。
食べる直前にキュッとレモンを絞って、召し上がれ。
今回ご紹介した炊き込みご飯や浅漬けは、はじめに少し準備をしてしまえば、あとは待っているだけでおいしくできあがります。
待っている間は料理に付きっきりになる必要がなく、好きなことをしていられるので、たとえば大切な人とお家でゆっくり過ごしたい時に仕込んでおくと良いかもしれません。
静かな雨の日に、ご飯の炊ける優しい匂いに包まれながら過ごす、大切な人との時間。
これは何よりも心の栄養になると思います。
Text/まいったねぇ
初出:2016.06.17