話題の動画は先月25日、中国チベット自治区に位置する、世界最高峰のエベレストで撮影された。団体ツアーのガイドは集合写真を撮影するため、ツアー参加者に集まるように声をかけた。その場所には登山記念碑が設置されており、壮大なエベレストを背景に記念碑と一緒に写真を撮ることができる。

思い出の1枚を撮るために、ツアー参加者は身を寄せ合ってカメラの前に立ったが、2組のカップルが口論となり、取っ組み合いの喧嘩を始めたのだ。

当時の様子を撮影した動画には、男性2人が互いを鷲掴みにした様子が映っている。男性らは倒れても掴んだ手を離さず、喧嘩を続けた。パートナーと見られる女性が近づき、男性たちを引き離そうとしているが、取っ組み合いは終わる気配を見せない。

その後、黄色い蛍光色のベストを着た警備員が止めに入ったが、喧嘩は終わることなく続いていた。2人は記念碑の真横で取っ組み合いをしていたが、気にせず反対側で記念撮影をする観光客の姿も見られた。

喧嘩をした2人は、中国人同士と報道されている。目撃者によると、集合写真の際に一方のカップルが撮影の立ち位置を変わってほしいと頼んだが、断られたことが原因で喧嘩に発展したという。

その後、エベレスト国境警備隊が現場に到着して、2組のカップルは詳しい捜査のために身柄を拘束された。

撮影の立ち位置をめぐって大喧嘩に発展した様子を捉えた動画には、「言葉もないね」「世界一標高の高い場所での喧嘩で、ギネス世界記録になるんじゃない？」「エベレストは神聖な場所なんだから、もう閉鎖するべき」「アホらしい」「本当に、酸素の無駄遣いだよ」など、呆れる声や皮肉を込めたコメントが多数寄せられた。

ちなみに2020年12月には米ノースカロライナ州で、店にあった最後のPlayStation 5をめぐり、女性客2人による乱闘を捉えた動画が拡散され、話題を呼んでいた。

画像は『New York Post　「Mt. Everest tourists throw punches over the perfect selfie position」（Newsflare）』より

（TechinsightJapan編集部　iruy）