実年齢より上に見られがちな人に共通している。「老け見えする髪」の3大特徴とは

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/422712/ )

40〜50代になってから、髪の毛のつやがなくなり始めた……。

そんなお悩みはありませんか?

日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。

この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性によくあるお悩みのひとつに「髪がパサつき抜け毛が増える」ことがあります。

今回は、更年期の髪のお悩みについて、「あんしん漢方」の薬剤師、山形ゆかりさんに教えてもらいました。

髪の毛のせいで老けて見える理由

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/422712/ )

Photo:O-DAN

髪の毛は見た目の印象に大きく関わります。老けて見える髪の毛の特徴を3つご紹介します。

1.加齢による皮膚筋膜の衰え

髪のうねりやパサつきは、老けて見える髪の特徴のひとつです。

この主な原因は、加齢による頭皮の筋膜の衰えにあります。

年齢を重ねるにつれて毛根を囲んでいる毛穴が緩んでゆがみ、クセがついてうねりながら生えてしまうのです。

また、白髪を抜くのもうねりの原因となります。

白髪を抜く際に毛穴がゆがみ、そのあとに生えてくる髪がうねってしまいます。

2.白髪の増加

白髪が増えると、一気に見た目が老けて見えます。

白髪が増える主な原因は、メラニン色素の減少です。

メラニン色素は、メラノサイトと呼ばれる細胞で作られますが、加齢やストレスなどによって生成されにくくなるのです。

また、メラノサイトの数自体が加齢によって減少しやすくなることも、白髪の増加につながります。

3.薄毛

髪のボリュームが減り、薄くなることも老けて見える特徴のひとつです。

薄毛の原因のひとつに、加齢による女性ホルモンのバランスの乱れがあります。

更年期を迎えると、髪にハリやコシを与えるエストロゲンが一気に減少するため、髪が細くなり抜けやすくなるのです。

また、女性ホルモンの濃度が下がると、髪の毛の成長が遅くなって抜け落ちやすくなるともいわれています。

髪質改善はからだの内側から

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/422712/ )

Photo:O-DAN

髪質を改善するためには、からだの内側のケアが大切です。おすすめの方法をご紹介します。

1.ストレスをケアする

過度のストレスは、女性ホルモンの分泌を減少させ、髪の毛のハリがなくなったり、抜け毛が増えたりする原因となります。

さらに、ストレスが増えると自律神経系のバランスも乱れやすくなり、ヘアサイクルが崩れて髪の毛が抜けやすくなることがあるのです。

更年期の年代は仕事や家庭でも変化が多くストレスを抱えやすい時期でもあります。

湯船にゆっくり浸かる、趣味に没頭する時間を作るなど、ストレスをためないことが重要です。

2.髪を健康にする栄養素を摂る

髪の主な構成成分であるタンパク質など、髪の健康に役立つ栄養素を積極的に摂取しましょう。

•タンパク質

•鉄分

•ビタミンE

•イソフラボン

これら4つの栄養素には、女性ホルモンの働きを維持する作用があるといわれています。

鉄分はレバーやほうれん草、ビタミンEはアーモンドやかぼちゃなどに多く含まれています。

イソフラボンを含む大豆は、タンパク源にもなるためおすすめの食材です。

食事で摂取するのが難しい方は、サプリメントを活用するといいでしょう。

本記事では、なぜ髪の毛のコンディションが悪いと老けて見えるのか。髪質改善はからだの内側からもできるというのは本当なのか?…についてお届けしました。

こちらも読みたい▶髪質を改善したい人におすすめの漢方薬にはどんなものがある? 毎日のことだから忘れがちだけど、ヘアケアで見直すといいことはなに?( https://otonasalone.jp/?p=423074&preview=true )

<この記事を書いた人>

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/422712/ )

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり


薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。




症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

2024/6/28 12:00

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます