「恋愛催眠テクニック」で男友達を恋に落としてみた
【前回までのあらすじ】
『彼氏いない歴=年齢』のモテないOL・渋木プロテインおやじ(♀)。
いよいよ両親に将来を心配されてしまった渋木だが、「石原さとみさんのようなモテ女になる」という目標のもと、モテ仕草に挑戦したり、恋まじないをしたりと奮闘するも、モテる気配はまったくない。果たして、渋木は念願の彼氏を作ることができるのか……?
前回は、リコーダーを使って、私のことが好きな人をおびき出そうとしましたが「私のことを好きな人はいない」という結論に至りました。
そもそも、私のことを好きな人がいない状況で彼氏を作るなんて不可能です。
そこで私は閃きました。
そうだ、力技を使ってでも私を好きになってもらえば良いのだと。
そう、催眠術をかければいいんだと!
そこで今回は、催眠術を駆使してモテるのか、検証することにしました。
果たして念願の彼氏はできるのでしょうか……?
ちなみに「催眠術をかける」と言っても詳しい知識がなくては難しいと思うので、日常生活でできそうな、自己流「恋愛催眠テクニック」に挑戦しました。
①ダブルバインドでデートへと誘う
最初に選んだのは催眠誘導技法の「ダブルバインド」!
ダブルバインドとは……
矛盾した2つ以上のメッセージで精神的な拘束をして、相手を従わせる心理テクニックのこと。親が子供を叱るときなどによく用いられます。
これだけ聞くと「こわっ!」って思うかもしれないですが、これを恋愛に応用するとまた話が変わります。上級恋愛テクニックへと変貌するらしいのです(友人談)
まず恋愛で活用する場合は、二者択一の選択肢を用意します。
そして、相手がどちらを選んでも自分にとって良い方向になるようにします。
例えば、ご飯に誘いたいなら「ご飯に行かない?」という聞き方ではなく、「ご飯か映画に行こうよ!」というような聞き方をします。
この場合、「YESかNO」ではなく「ご飯か映画か」という選択肢から回答することになります。
このように「デートに誘って相手から必ずOKがもらいたい!」という場合にダブルバインドの心理テクニックを活用することができます。とにかく相手に断る選択を与えないのがコツです!
ダブルバインドをうまく使った誘導がこちらです。
なるほど、このテクニックを使えば断られることが減りそうですね。
私もさっそく男友達にLINEしてみました。
LINEがたまりすぎてるというツッコミは置いといて…
へへ……これでデートに誘いだせるはず。
あ、返信きました!
……いや、全然効かねえじゃねえか!
でも冷静に考えると当然の結果かもしれません。付き合ってるわけでもなく、そこまで仲良いわけでもない奴から急に誘われたら意味がわからないでしょう。
なんとか一生懸命、普通に誘いだし、カフェデートをすることに。
②相手の好きなものに便乗する
カフェで恋愛催眠テクニックを試してみることに。ここでは「相手の好きなものに便乗する」という方法を実践しました。
このテクニックをするだけで、相手が自分に興味をもち、自分に夢中な「擬似・催眠状態」になるそうです(モテすぎる友人談)。
具体的にはこのように便乗します。
とにかく相手を否定しない!褒める!拒否らない!
これがモテ便乗三原則です(友人談)
私も実践してみることに。
私「ねぇねぇ、Bくんってどういう人がタイプなの?」
Bくん「う〜ん。俺は優しい人が好き。お前は?」
私「私はチンコがキレイな人かな」
あ……
やっちまった……便乗するまえに本音が……
私「違うの……!私の言っている“チンコがキレイ”は造形の話をしているわけではなく、毎日お風呂に入っていてキレイって意味と汚いヤリチンではないっていう意味を持っているの」
Bくん「……。(ドン引き)」
やばい……!こうなりゃホントに催眠術をかけちゃえ!!!!!
③催眠術っぽいことをして無理やり思い込ませる
催眠術といえば、5円玉に糸を吊るして「あなたは眠くなる〜」とかを想像する人が多いのではないでしょうか。私もそんなイメージを持ってます。
ということで、イメージと勘だけでやってみたいと思います。
私「あはは……そうだ!今から面白いことしない?
Bくん「……なに?」
私「目を閉じてください」
Bくん「何するの、こわいこわい」
私「あなたはどんどんリラックスしていきます」
Bくん「はあ……」
私「まず、あなたが今好きな人、恋をした時のことをイメージしてください」
私「目が覚めると私のことが好きになってしまう、あなたが好きな人と同じくらい好きになってしまう」
私「私のことが好きで好きでたまらなくなる、必ずそうなります」
私「3、2、1……はい!ゆっくりと目を開けてください」
私「私を見てください。私のことどう思いますか?」
Bくん「……いや、どうも思わんわ」
こうなりゃ最終奥義。
眠らせてやる。
眠ったあとのことはご想像におまかせします。こうなりゃヤケクソです。
私「ねぇねぇ、Bくん。この5円玉を見てください」
私「あなたはだんだん眠くなる〜あなたはだんだん眠くなる〜」
Bくん「もう帰るわ。まじで周りの目が気になるからしんどい」
検証結果
人の心は自分で努力して掴みましょう。
ちなみに後日、Bくんに催眠術の感想を聞いてみました。
恋愛って難しいなと思いつつ、次なる挑戦に思いをはせる渋木プロテインおやじであった。
…to be continued.
Text/渋木プロテインおやじ
初出:2018.07.05
次回は<どんな喪女でもプリンセスになれる「外国人執事喫茶」に行ってきた>です。
「モテ」のためにあらゆることに挑戦し続ける渋木プロテインおやじさん。今回向かったのはだれでも「プリンセス」になれるという、渋谷にある地上の楽園「外国人喫茶」!常連になってしまっている渋木さんが、その魅力をご紹介します!