リップフィラーで上唇が二重になった女性 施術者とは連絡とれず(ブラジル)
ブラジル、パラナ州北部ロンドリーナに住むデジタルクリエイター、アイアズミンさんは2020年、唇にヒアルロン酸を注入してよりボリューミーな理想の形に整える「リップフィラー」の施術を受けた。
アイアズミンさんは当時のことを、「施術後はすぐ口元が腫れたの。でも数週間立つと元の状態に戻ってしまってね。サロンに戻ってみると、『1ccでは足りないから、ヒアルロン酸をもっと注入すべき』と言われたの」と振り返る。
アイアズミンさんは結局、フィラーの追加を行わなかったそうで、その後についてこのように述べた。
「そして施術から数か月経つと、ヒアルロン酸は完全になくなってしまったの。もうすぐリップフィラーを受けてから4年になるけど、当時は施術が失敗だったということに気付かなかったのよ。」
実はアイアズミンさんの上唇は、唇の下に第二の唇があるような“二重唇”になってしまったようで、施術者とはその後、連絡がつかなくなったという。
そこでゴイアス州の州都ゴイアニアの医師2人に診てもらったところ、「ヒアルロン酸は全く残っていないので、第二の唇を切除する手術が必要」と言われたそうだ。アイアズミンさんは、上唇の上の部位にリップフィラーをすることで第二の唇を隠してしまうことを決断し、1ccのヒアルロン酸を2度注入したという。
しかしながらフィラーがずっと上唇に留まっているはずもなく、「ヒアルロン酸が吸収されてしまうとまた、第二の唇が現れるの。私はこれまでに3ccのヒアルロン酸を注入したけど、口元がまるでしぼんでしまったような気がしているの。それに今はまるで、皮膚が線維化(硬化)しているかのようなのよ」と語っている。
このたび注目されている動画では、アイアズミンさんが歯を見せて笑うと、上唇の内側にある硬い隆起(第二の唇)が現れるのが分かり、視聴者からは次のようなコメントが寄せられた。
「ヒアルロン酸が移動したのでは? ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)で除去するといい。」
「注入した場所が悪かったのだろう。」
「リップフィラーは危険だということ。施術を受けないことだよ。」
「ヒアルロン酸ではなくアクリル樹脂(PMMA)を注入されたのでは? もしそうだとしたら早く除去すべき。」
「医師を訴えるべき。」
「あなたは笑わないほうがいいね。」
なお、アイアズミンさんは過去にバッカルファット(頬脂肪)の除去をしたものの満足しておらず、豊胸インプラントにも失敗したそうで「ほかにも上手くいかなかったことがあってね。『もしかしたら、問題は自分にあるのでは?』と考え始めたの」とも述べていた。
ちなみに2023年12月にはブラジル北東部パライバ州の歯科医院で、リップフィラーの施術を受けた女性がアレルギー反応に襲われた。この女性は喉の奥が腫れ、気道が塞がれてしまうところだったという。
画像は『iaia Instagram「Gastei pra ficar feia」「Como q conserta isso?」』『barbara_martiniano TikTok』『karli gardner TikTok「baiting my self out here,」』『Courtney Bell TikTok』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)