顔も性格も悪くない…なのに、婚活男性がキモく見える問題
年頃になったら婚活するのが当たり前。そんな価値観が広まって久しいですが、「婚活するぞ!」と意気込んで場に繰り出しても、なーんか全然惹かれない。
顔も悪くないし、性格も仕事ぶりも普通。それなのに、食指が動かず、婚活迷子になる人も多いものです。
運命の相手はいないのかもしれないとか、私は恋がもうできないのではないかと、焦ることもあると思います。でも本当は婚活する男がキモく見える原理”“を理解するだけでよいかもしれません。
なぜ恋愛に必死な男はキモいのか
「夢に向かってがむしゃらに頑張る男(女も)はかっこいい」
夢や仕事や趣味に夢中の男性って、3割増しにかっこよく見えるもの。でも不思議なことに「恋愛しようと必死な男」って、がむしゃらになるほど3割増しには見えない。
でもこれもまた不思議で、「彼女に対して夢中な男」というのは、なんか可愛らしかったり素敵だなって思えたりするものです。
この不思議な構図って、どうして起きるのでしょうか。
女性というのは本能的な部分で、異性を見る際、自分をいかに安心させてくれる存在かという“種の保存”としての魅力を図っています。
・自分を好いてくれる(気持ちの安全)
・人として強そう(肉体的な安全)
・生命力にあふれているか(精神的な安全)
などの項目を、本能的に見ているといわれています。
しかし「恋愛しようと必死な男」というのは、ある意味“種の危機”を全面的に出てしまっているわけで、魅力が本来よりも3割減なのはもちろん、「なんか頼れない」と無意識レベルで思ってしまうのです。
こうなってくると、ニワトリが先か、卵が先かの問題ではありませんが、モテないから必死なのか、必死だからモテないのか、良くわからない状態になっていきます。
どんな人でも好きになる方法“モテない男”を見るとき意識すべきこと
婚活の場で出会う男性をすでに色眼鏡で見ている。その事実に気づければ、気持ち的には少し変化が出るものです。でも、意識的にこの3割減の状態を改善できれば、婚活はもっとスムーズに進めることが可能です。
ではどうやれば改善できるのか。
実はとても簡単で「この人はすごくモテる人かもしれない」と意識的に思い込んで相手を見るだけでOKなんです。
「この人はすごくモテる人かも」という思い込みをするだけで、「婚活に必死な人」から「訳あってモテるのに婚活している人」という価値転換を起こします。それだけで相手に対して、キモいとか必死とか、ネガティブな印象を抱きにくくなり、少しだけフラットな状態で見られるようになります。
実際問題マッチングアプリの中では、めちゃくちゃモテている人かもしれませんしね。
先入観を取り払うというだけなのですが、意外と皆さん相手のことは査定するのに、自分の意識には目を向けずに進もうとしがち。でもこれって実は非効率なのです。
必死さを出すと恋愛は損をする
今回は男性の話に限定しましたが、とはいえ女性も婚活や恋愛に必死な姿は、あまり魅力的には映りません。
男性からすると、追いかける楽しみがない…という理由もそうなのですが、やっぱり恋愛への必死さは、その人のパーソナルな魅力を半減させてしまうのだと思います。
そういう意味で、婚活をスムーズに成功させたいなら、恋愛や結婚以外で大きな関心事を作ることが大事になるのですが、今度は恋愛以外に興味が移ってしまってそれどころじゃなくなる…という悪循環にも陥ります。
現代人の恋愛への意識の向け方は難しい。
難しい時代だからこそ、男も女も、恋愛の原理や意識の変え方を知ることで、もっと効率的に幸せに向かっていけるのかもしれません。
Text/おおしまりえ
初出:2018.10.17