松戸市立博物館館蔵資料展「たてたてあなあな 竪穴建物の世界」開催中

松戸市

竪穴建物の世界を楽しもう

松戸市内で見つかった竪穴建物を中心に、約50点の出土した資料や写真から古代の竪穴建物を紹介するだけでなく、世界各地で記録された実際の竪穴建物約20点の古写真・絵画パネルなども展示し、竪穴建物の全体像をイメージできる資料展を開催します。

松戸市立博物館隣の野外展示・復元竪穴住居

 竪穴建物(注)は、地面を掘り下げて床を作った建物です。世界各地で見られましたが、日本ではおもに1万年前(縄文時代)から1千年前(平安時代)の非常に長い間使われ、日本家屋の源流のひとつにもなりました。松戸市内でも、1千を越える竪穴建物が発掘調査によって見つかっています。

(注):発掘調査でみつかる半地下式の建物は、慣習的に「竪穴(式)住居」という呼び名で親しまれてきました。しかし全国各地で発掘調査が増えてくると、「住居」と言われてきたものの中にも、工房や集会所、仮小屋など、住居以外で想定されるものも見つかってきました。また、竪穴以外では「掘立柱建物」や「礎石建物」など「〇〇建物」という呼称が一般的です。

 このことから、近年は「竪穴住居」ではなく「竪穴建物」という用語を用いる研究者が増えており、文化庁も「竪穴建物」という名称を用いています。

松戸市最古の竪穴建物 八ケ崎遺跡 1号住居跡 縄文時代早期(約11000年前)

 

カナダ 先住民の竪穴建物(1900年頃)

 今回は、展示の他、紙や模型などで竪穴建物を作るコーナーなど、お子さんも楽しく学べる空間も併設しています。

 出土資料やパネル、工作を通じて、竪穴建物の世界をお楽しみください。

●会期:令和6年6月2日(日)まで

●休館日:月曜日、5月7日(火)・24日(金)は休館、5月6日(月)は開館

●開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)

●会場:松戸市立博物館 企画展示室(松戸市千駄堀671)

●観覧料:無料

● 関連企画

学芸員講演会「民族誌からみた竪穴建物」(博物館友の会共催)<要申込>

日時:令和6年5月19日(日)13時~15時

会場:松戸市立博物館講堂

講師:当館学芸員 藤原 哲(ふじわら さとし)

定員:75人(応募多数の場合は抽選)

申込方法:5月1日(木)までに、同館ホームページまたは往復はがき(1人1枚)に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・返信用宛名を記入して、

〒270-2252 松戸市千駄堀671 市立博物館

「5月19日学芸員講演会」係へ

【本件に関するお問い合わせ先】

〒270-2252 松戸市千駄堀671

松戸市 生涯学習部 文化財保存活用課博物館(月曜休館) 

担当:学芸員 藤原・加藤

☎047-384-8272 FAX047-384-8194

(メール) mchakubutsukan@city.matsudo.chiba.jp

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2024/5/1 9:46

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