バルセロナがシャビ監督の続投を発表! 退任撤回で来シーズンの指揮決定

 バルセロナは25日、シャビ監督の続投を発表した。

 今年1月27日、ビジャレアルとの壮絶な撃ち合いに敗れた後に「この状況は方向転換に値するものであり、クレとしてこの状況を続けることはできない」と、シーズン終了後の退任を表明したシャビ監督。この宣言以降は公式戦13試合無敗(10勝3分)と復調を遂げたかと思えたものの、16日のチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド8セカンドレグでパリ・サンジェルマンに2戦合計スコアを上回られて敗退。さらに週末の“エル・クラシコ”でも、事実上のラ・リーガ優勝争いに決着を付ける逆転負けを喫し、レアル・マドリードに王座を明け渡すことが時間の問題となっていた。

 シーズン無冠がほぼ確実となった中、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』を筆頭に複数メディアが、シャビ監督が退任を撤回したと、24日に一斉に報じた。同紙によると、ジョアン・ラポルタ会長やデコSD(スポーツディレクター)らクラブ幹部はシャビ監督と話し合い、そこで現行契約が満了を迎える2025年夏まで続けることで合意したとのこと。そして25日、クラブによる公式会見にてラポルタ会長が「バルサにとっていいニュースだ」と、引き続き指揮を取ることを発表した。

 1980年1月25日生まれのシャビ監督は現在44歳。バルセロナで大半を過ごしたプロキャリアを終えた後、カタールで指導者の道を歩み始めた同氏は、2021年11月にロナルド・クーマン前監督の後任として就任。“バルサイズム”を失いつつあったチームの立て直しを任されると、咋シーズンに4年ぶりのラ・リーガ優勝を成し遂げた他、今シーズンは4年ぶりのCL8強入りとなっていた。

2024/4/25 20:13

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