昨夏はライス、今夏はギマランイス?…マンCとアーセナル、2年連続でMF争奪戦の可能性

 ニューカッスルに所属するブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスに対し、マンチェスター・シティとアーセナルが関心を寄せているようだ。23日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。

 現在26歳のギマランイスは2020年1月に加入したリヨンで頭角を表すと、約2年後に推定4000万ポンド(現在のレートで約77億円)でニューカッスルへ完全移籍。エディ・ハウ監督率いるチームですぐさま中盤の主軸に定着し、昨シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得やカラバオカップ決勝進出に大きく貢献した。在籍3年目の今シーズンは、ここまで公式戦44試合に出場し4ゴール8アシストをマークしている。

 ギマランイスはニューカッスルとの契約期間を2028年6月末まで残しており、契約解除金は1億ポンド(約193億円)程度に設定されている模様だ。しかし、ニューカッスルに財務規定(収益と持続可能性に関する規則)違反の疑いが浮上していることから、資金捻出に向けた売却の可能性もあると報じられており、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。

 パリ・サンジェルマン(PSG)やバルセロナ、リヴァプールなどからの関心が噂されているギマランイスだが、今回の報道によると、マンチェスター・シティとアーセナルも今夏の移籍市場での獲得を検討しているとのこと。マンチェスター・シティはポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァ、アーセナルはガーナ代表MFトーマス・パルティやイタリア代表MFジョルジーニョの去就が不透明となっており、両クラブともに新シーズンへ向けて中盤の補強を検討中。確かな実力とプレミアリーグでの実績を兼ね備えるギマランイスに具体的な関心を寄せているようだ。

 なお、マンチェスター・シティとアーセナルは昨年夏の移籍市場にて、当時ウェストハムに所属していたイングランド代表MFデクラン・ライス(現:アーセナル)を巡って獲得競争を繰り広げた。果たして、2年連続で中盤の選手をターゲットとした争奪戦が勃発するのだろうか。今後の両クラブの動向に注目が集まる。

2024/4/24 19:09

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