来季メジャーはドジャースVSカブスで日本開幕!!大谷翔平は知らない!MLB「日本プロ野球乗っ取り」裏計画

 シーズンの開幕から早くも1か月がたとうとするMLBだが、すでに来季の開幕戦が、日本で実施されることが内定したという。

鈴木誠也、今永昇太とドリームマッチ

「4月3日、NPBの榊原定征コミッショナーが明かしました。球場は未定ながら、2025年3月19、20日に開催、米国の報道ではドジャース対カブスが有力視されています」(スポーツ紙MLB担当記者)

 つまり、大谷翔平(29)、山本由伸(25)を擁するドジャースと鈴木誠也(29)、今永昇太(30)が所属するカブスが対決する“ドリームマッチ”が、日本で実現することになるのだ。

「今季のMLB開幕戦であるドジャース対パドレスは韓国で行われましたが、最高額約8万円のチケットは即完売。日本でも争奪戦は必至でしょう」(前同)

 日本と浅からぬ縁があるドジャースには、さらに、新たな目玉選手も加入するという。

ロッテの佐々木朗希も

「ロッテの佐々木朗希(22)です。米全国紙の記者が“複数球団のGMが、ササキはドジャースと契約すると予想している”と報じたんです」(同)

 現に、佐々木は昨年オフの契約更改で、ポスティングシステムを利用したメジャー移籍を希望してロッテと大モメ。今年2月のキャンプイン6日前に、ようやく契約に至ったほどだ。

「この席でロッテは、今オフのメジャー移籍要求を飲んだとされています。今季の佐々木の気持ちは、ケガなく終えたい一心でしょう。あえて封印するかのように、160キロ台のストレートを投げていませんからね」(スポーツ紙ロッテ担当記者)

MLBとの間には“25歳ルール”

 しかし、MLBとの間には“25歳ルール”と呼ばれる障壁がある。

「25歳未満の日本人選手は、MLBに移籍してもマイナー契約しかできないというもの。まだ22歳の佐々木が今オフにポスティングしても、ロッテは巨額の譲渡金を受け取ることができないんです」(前同)

 いわば、若手有望株の流出を危惧して作られた日米間の“紳士協定”だが、それを振り切ってでも海を渡りたい、いや、渡らせたい、とある“事情”があるという。

「佐々木のマネジメントなどを担当しているのは大手広告代理店A社。彼らは、有望選手を囲いこんで、メジャーとの橋渡しを買って出ているんです。狙いはもちろんCM出演や、グッズ販売などの“利権”にあります」(広告業界関係者)

 MLBそのものの日本における代理店もA社が担う。

WBCで野球ビジネスの“うまみ”

「1990年からその関係は続いていて、例えば、16年から20年までの4年間、1年約6000万ドル相当の配信契約を結んでいます。今はもっと高騰していることでしょう」(前同)

 A社は、昨年のWBCで改めて、野球ビジネスの“うまみ”を味わったという。

日本代表ユニフォームの広告や試合の放映権、海外市場の開拓

「日本代表ユニフォームの広告や試合の放映権はもちろん、『侍ジャパン』というネーミング・ライツも牛耳った。海外市場を開拓したいMLBと、海外に選手を“出荷”して利権を得たいA社は、利益が一致するんです」(同)

 すでにマネジメントを手がける“先輩”もいる。

山本由伸と共演

「山本由伸です。山本と佐々木は23年のWBC前にインターネット配信番組で共演するため、渡米しているのですが、そこで佐々木がメジャー関係者と接触した噂もあります。昨オフ、佐々木は選手会を脱会しましたが、山本もポスティング前に脱会している。これは偶然かな……と」(同)

 これは、日本のプロ野球がMLBの“草刈り場”になっているようなものだ。

「今季、DeNAからカブスに移籍した今永は、年俸が13倍ほどになった。この流れは止められないでしょう」

 こう解説するのは、MLB事情に精通したスポーツライターの小林信也氏だ。

「MLBは野球をコンテンツビジネスとして世界規模で考えているんです。14年には開幕戦を豪シドニーで、19年には英ロンドンで開催していますが、今回も、その一環です」(小林氏)

放映権料やグッズの収入増へ

 世界中に野球を普及させる目的とは何か。

「世界各国から有望選手をMLBに送ることで、放映権料やグッズの収入増につなげるためです」(前同)

 MLBは、しゃかりきにグローバル戦略を打ち出し続けているのだ。

今季は韓国で開幕戦

「今季の韓国での開幕戦について、MLBの運営戦略統括責任者は“韓国は世界で3番目に大きな収入をもたらす国際市場で、我々はライセンス商品はじめ、多くのビジネスを行っている”と語っています。2番目は、もちろん日本」(前出の広告業界関係者)

 選手の流出だけでなく、ビジネス面でもMLBに乗っ取られそうな勢いの日本球界。前出の小林氏は、こう危惧する。

「野球少年の数がどんどん減っているのに、NPBはアマチュア野球のことは高校、大学、社会人チームに丸投げ。野球人口を増やす努力をしていただきたい」

 日本のペナントレースには見向きもせず、海外に渡ったスーパースターたちの様子を、眠い目をこすって中継で見る。こんな時代が迫っている!?

2024/4/24 7:00

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