香港No.1の味が上陸! ミシュラン店『譚仔三哥(タムジャイサムゴー)』の絶品ヌードルは忘れられなくなる味

●香港No.1のスープヌードル店『譚仔三哥(タムジャイサムゴー)』が日本進出。一度食べたら忘れられないと話題のヌードルを食べてきた。

 少し前に「セールで航空券が安い」という理由で香港に行ってきました。本当に急だったのでろくに下調べもできないまま現地に到着したのですが、なんとなく入ったお店でもご飯の美味しいこと! 飲茶はもちろん、おかゆ、ヌードル、パン、チャーハン、スイーツ、何を食べてもことごとく大当たりで驚きました。「香港は美食の街」とよく耳にしていましたが、ここまでとは!

 すっかり香港グルメに心を奪われ、帰国後も「都内 香港料理」で検索する日々。そんな中見つけたのが、吉祥寺、恵比寿、新宿に店を構える『譚仔三哥(タムジャイサムゴー)』です。

ミシュラン・ビブグルマンに3年連続掲載! 『譚仔三哥』とは?

 香港で毎年3000万人以上の来店数を誇る、香港No.1ライスヌードル店(※Euromonitor 2020 アジアヌードル専門店マーケットシェア No.1)。ミシュランガイドのビブグルマンにも3年連続で掲載され、現地では行列が絶えないのだとか。

 現在、香港、シンガポールと日本で109店舗(2024年1月31日時点)を展開中。香港以外ではまだ2カ国でしか食べられないので、日本はラッキーですね。

 目立つところにあった看板のようなもの。気になって調べてみたところ、

「香」鼻孔をくすぐる豊かな香り

「麻」舌がピリッと痺れる刺激

「辛」スパイス弾けるシャープな辛さ

「辣」食欲をそそるホットな辛さ

 という意味があるそうです。複雑な味で一度食べたら忘れられないらしいヌードル、注文してみましょう!

カスタムは140万通り! 自分好みの味を見つける楽しみ

『譚仔三哥』は、ベースのスープ(6種類)、辛さ(10段階)、トッピング(25種類)を選んでカスタムするスタイル。公式によるとなんと140万通りの食べ方があるのだとか!

「わぁ、何にしよう!」と浮かれたのは束の間。選択肢が多すぎてなかなか決められず、逆につらくなってきました。そんな筆者と同じようなタイプの方におすすめなのが、「おすすめの組み合わせメニュー」。あらかじめ辛さ以外の全てが決めてあるメニューが数種類用意されています。

 筆者が選んだのは、マーラースープに豚バラ、油揚げ、キクラゲをトッピングした「香港の大定番」。

 優しい豚骨スープのようでいながら、ズンッと舌が痺れる辛さが攻めてきます。さらに、複雑なスパイスの香りと味も口の中に広がり、これは刺激的! コクと旨み溢れるスープと、スパイスの風味と刺激が混ざり合い、まさにクセになるスープです。

 食べ進めるにつれ、体が芯から温まり、汗がじんわり。ちょっとした風邪くらいなら、このヌードル1杯で吹き飛ばせそう! 米線はツルツルもちもち食感で、スープによく絡みます。

トマト好きにはたまらない「トマトスペシャル」

 こちらは同じく「おすすめの組み合わせメニュー」にあった「トマトスペシャル」。ベースはトマトスープ、うずらのたまご、牛の赤身、チンゲンサイをトッピングした一杯です。想像の3倍くらいトマトの風味が濃厚……というより100%トマトジュースに様々なスパイスや旨みが加えられているような味です。

 弾けるようなシャープな辛さで、先ほどのマーラーの辛さとは全く違うピリピリする刺激で面白い。トマトの甘さと酸味が刺激的なスパイスと絶妙にマッチしています。牛の赤身との相性もよく、さすがはおすすめの組み合わせでした。

 ヌードルだけではなく、香港のドリンクも豊富です。こちらは、香港旅行中にハマって毎日飲んだ「香港鴛鴦茶」。コーヒーとミルクティをミックスしたもので、スパイスで火を吹きそうな口の中をスーッとリセットしてくれるのでおすすめです。優しい甘さとひんやり感が火照った口と体に染み渡ります。

調査結果

『譚仔三哥』は店内に一歩入った瞬間から香港特有の香りが広がり、一瞬で香港へトリップしたような気持ちになれます。味もまさに香港で食べたものを思い出す味付けで、大満足でした。次は自分でカスタムしてみようかな。

(撮影・文◎佐々木舞)

●SHOP INFO

店名:譚仔三哥(吉祥寺店)

住:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-10 Kichijoji ex 1F

TEL:0422-20-8070

営:11:00-22:00(LO.21:30)、平日限定ランチタイム 11:00〜17:00

https://www.tjsamgor.jp/

2024/4/20 10:48

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます