「日曜劇場パクった?」木村拓哉の新ドラマ『Believe -君にかける橋-』に疑惑
4月25日にスタートする木村拓哉主演の木曜ドラマ『Believe -君にかける橋-』。同作のプロモーションが、一部ネット上で「日曜劇場のやり方をパクった?」と話題になっている。
“テレビ朝日開局65周年記念作品”である『Believe -君にかける橋-』は、木村主演の人気シリーズ『BG~身辺警護人~』(同)のチームが再集結した“希望と再生のヒューマンエンタメ大作”。
脚本を井上由美子氏が手掛ける完全オリジナル大作で、主人公・狩山陸役の木村は、大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長として「龍神大橋」建設に従事するも、思わぬ困難に見舞われる役どころを演じるという。
なお、2018年1月期の『BG~身辺警護人~』第1章(全9話)は、平均世帯視聴率の全話平均で15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の好成績を記録。
これに次ぐ20年6月~7月放送の第2章(全7話)も、初回が17.0%、全話平均15.6%と高視聴率を叩き出しており、同じスタッフが制作する『Believe -君にかける橋-』に関して「ヒットは確実」と報じる一部メディアも見られる。
『Believe -君にかける橋-』に「日曜劇場の二番煎じ」の指摘
早くも期待値の高い同ドラマだが、一風変わったプロモーションがネット上で話題となっている様子。同ドラマは初回拡大スペシャルの放送まであと1週間ほどであるが、今月17日現在で明かされているキャストは木村のみ。
主人公以外の登場人物も、公式サイトのあらすじで「警視庁捜査一課の刑事・黒木正興」と主人公の妻「玲子」の文字が確認できる程度であり、公開中の30秒程度の予告映像も木村以外の俳優の顔を映さない徹底ぶりだ。
そんな謎多き『Believe -君にかける橋-』だが、今月11日には前を向いた木村と後ろを向いたキャスト8人が立ち姿で写る新ビジュアルを公開。
ドラマ公式Xでは「後ろ姿の出演者は誰…? 予想して教えてください」と投稿され、フォローとリポストをしたXユーザーにQUOカードが当たる企画を実施している。
これに、複数のXユーザーから「菜々緒さんかな?」「斎藤工さんと福原遥さんがいるっぽい?」といったリポストが寄せられているが、一方で、このビジュアルに対してネット上で「VIVANTみたい。既視感がすごい」「日曜劇場の二番煎じ感が……」といった指摘が続出した。
放送中の『アンチヒーロー』も“情報を出さない”手法
日曜劇場といえば、昨年7月期の大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)が初回放送までストーリーや役柄を一切明かさない手法を取り、大きな話題に。
さらに、今期放送中で、『VIVANT』のスタッフが複数参加している日曜劇場『アンチヒーロー』も同様に、ストーリーや役柄などを明かさないまま放送を開始したばかり。
そのため、『Believe -君にかける橋-』に対して、「日曜劇場のマネをして、二匹目のどじょうを狙っている」と捉えるネットユーザーも少なくないようだ。
ドラマ業界のトレンドとなりつつある、“情報を出さない”という宣伝手法。各局がやり始めると「またか……」という空気になりかねないが、それでもあえて取り入れた『Believe -君にかける橋-』は春ドラマのヒット作となるだろうか。