新NISA&中国マネーが市場に大量流入!日経平均10万円予想の爆騰相場!令和日本株バブル「今年買うならこの5銘柄」

 2月22日、日経平均株価が、終値で過去最高値(3万9098円)を更新した。3月4日には一時的に4万円を超え、巷では「バブルの再来」との声も上がっている。

■年末には4万3000円を超える

 元東証記者クラブ記者で、株式評論家の天海源一郎氏も、「年末には4万3000円を超える」と強気の予測をする(以下、発言は同氏)。

「今年1月から、(投資利益が非課税になる)新NISAがスタートし、新しい世代が株式市場に参入しました。また景気が悪くなった中国などから、日本に投資マネーが流れ込んでいるんです。なにやらバブルのようですが、実は他国と比べて日本の経済や株価の評価は低すぎたんですよ」

 現在の株価は、およそ35年前のバブル期に記録した最高値、3万8957円44銭(1989年12月29日)と、ほぼ並んでいる状態だ。

■経常利益はバブル期の41兆円から95兆円へ倍増

 だが、米ナスダックは、この期間に約34倍、ドイツDAXは約9・5倍も上昇している。

 日本では“失われた30年”などと呼ばれているが、実は日本企業全体の経常利益は、バブル期の41兆円から、昨年の95兆円へと倍増している。

「それなのに株価だけはずっと変わらなかったんですよ。国内外の投資マネーが日本株式市場に流入したのは、当然と言えば当然です」

■インフレ分を投資で取り戻す

 さらに、日本経済の足かせだったデフレや、低賃金が、この1年で解消されつつあるのも好材料だ。

「特に新卒の初任給が上がり、30万円を超えるところも少なくありません。新NISAを20〜30代が多く利用しているのも、インフレ分を投資で取り戻そうということでしょう。

 こうして考えると、今の日経平均株価は、5年後、10年後に10万円を超える、と私は見ています」

■銀行や金融株は狙い目

 では、今から買うとすれば、どんな株を仕込めばいいのか。

「株式投資初心者の方にお薦めしたいのは、知名度が高く、業績が堅調で、特定の株主に片寄っていない流動的な株です」

◆三井住友フィナンシャルグループ、野村ホールディングスに期待

「いわゆる大型株ですが、特に日銀の新しい金融政策によって運用メリットが生じる銀行や金融株は狙い目です」

 銀行では三井住友フィナンシャルグループ、証券会社の野村ホールディングスなどが期待できるという。

■三菱重工業、三菱商事も

 一般企業では、防衛費の大幅増額や宇宙産業の振興が追い風になる三菱重工業に注目したい。

「米国の投資家ウォーレン・バフェット氏が約9%保有する三菱商事も、世界的なコングロマリット企業で、今後の伸張が予想されます」

■ポケモンなど世界的キャラクターを抱える任天堂

 もう一つ、ポケモンなど世界的キャラクターを抱える任天堂も要チェックだ。

「サウジ政府系投資機関も、同社の株式を8%以上、長期保有しています」

 金はタンス預金ではなく、株で増やす。そんな時代が来るのか!?

2024/3/28 7:00

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