シェアハウスの現実。男性を連れ込みまくるボス女子に「音、丸聞こえですけど…」/びっくり体験人気記事BEST

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年10月17日 記事は取材時の状況)

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 シェアハウスに興味があっても見知らぬ男女がひとつ屋根の下で暮らすことに抵抗を感じる人はいるはず。最近は女性専用の物件も多いため、部屋探しに困ることはないですが、女子しか住んでいないからといって必ずしも安心できるとは限らないようです。

◆共用リビングを独占されて使えない

 今回、取材した梶原美幸さん(仮名・29歳・独身/エステサロン)がこれまで住んでいたシェアハウスは7か所。そのほとんどは大きな不満もなかったそうですが、1か所だけは「管理会社にクレームを言うほどひどかった」といいます。

「そこは女性専用のはずなのに風紀が乱れ切っていました。それでも何かされたわけじゃなければ知らぬ存ぜぬで通せたけど、直接的な被害も受けました。今でも思い出すだけで腹が立ちます」

 もともとエステチェーンで新店舗の立ち上げやリニューアルに関わっており、勤務地が2か月~半年ほどで変わるとか。最初は会社が用意してくれたアパートに住んでいたそうですが、好奇心からシェアハウスに住み始めるように。住民同士の交流などが楽しくて、それからも異動のたびに新しいところに引っ越すという生活を繰り返していたそうです。

 そのため、美雪さん自身は誰とでもコミュニケーションを取れるタイプでしたが、問題のシェアハウスでは勝手が違ったようです。

「そこはアパートを改装したところで、当時の入居者は私を含めて15人。そのうちの5人が我が物顔で幅を利かせている状態でした。中学や高校のとき、クラスにボス女子グループっていたじゃないですか。例えるならああいう感じです。それでも性格的にいい人なら別に構いませんが、おとなしい入居者のコに嫌味を言ったり、それを注意する人に逆ギレするなど行動に目の余るところが多く、私も彼女たちからは距離を置いていたんです」

◆シェアハウス内で酔った男子に絡まれた?

 そのシェアハウスは共用リビングに限り、契約者以外の立ち入りがOKでしたがこれは女性のみ。ところが、彼女たちはこれを無視して男友達を招き入れ、多いときには週3日ペースで飲み会を行っていたのです。

「男性はホスト風のチャラそうな感じの人、ほかにもタトゥーを入れているヤバそうな人もいて、近寄りがたい雰囲気でした。なんか下品でガラの悪いテラスハウスみたいだなって(笑)」

 しかも、自分たちだけで楽しく飲んでくれていればよかったですが、酔っ払った男子たちが美雪さんらほかの住人に絡んでくることも一度や二度ではありませんでした。

「一度、廊下で『そんなに俺らのこと避けなくてもいいじゃん!』って腕を掴まれたことがあったんです。実家が居酒屋で、昔は私も手伝っていたから酔っ払いの扱いは慣れてたけど、このときは私の部屋に入ってこようとしたので大変でした。そんな状態ですから飲み会が行われている間は、部屋から一歩も出ないようにしていた人もいたほどです」

◆何の対応もしない管理会社に全員一斉に退去すると伝えたら……

 男子たちは酔っ払ってボス女子グループの部屋に泊まることも多かったそうで、日によっては夜中に壁の向こうから嬌声が聞こえてきたことも。そこで美雪さんは管理会社に電話やメールで事情を説明し、なんとかしてもらうようにお願いしましたが状況はまったく変わらなかったといいます。

「ほかの入居者の方から聞いたんですけど、どうもボス女子が管理会社の社長の姪っ子らしいんです。本当かどうかは確認していませんが改善されないなら、早く出て行ったほうがいいかなって。でも、ほかのコたちも退去を検討していたらしく、『だったら同じタイミングでみんな退去するって言い出したら焦るんじゃない?』って話になり、グループ以外のほとんど入居者が一斉に退去を申し出たんです。それでちゃんと対応してくれたらよし、ダメなら本当に出て行けばいいだけですから」

 さすがに管理会社側もこれには焦ったらしく、最終的にはボス女子グループが出ていくことで解決。それで退去を撤回し、美雪さんも次の異動までこのシェアハウスに住み続けたそうです。

「退去騒動を通じて住人同士仲良くなって、それからは一緒にご飯をシェアしたり、雰囲気がすごく良くなりました。嫌なことも多かったけど、一番思い出深いシェアハウスはやっぱりここかな」

 お互い気持ちよく生活するためにも決められたルールはちゃんと守るべき。それに従えない人がいるなんて本当に困ったものです。

<文/トシタカマサ>

【トシタカマサ】

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

2023/11/26 15:47

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