T字バック人気が大復活!「かわいい」と女子に大ウケで肌着愛用者が急増している
日本経済が絶好調だったバブル期、V字に切れ込んだハイレグと並んでテレビや雑誌グラビアを席巻したのがT字のアンダーウエアだ。ヒップはほぼ丸見えという状態で、当時はメンバー全員がそういう格好だった「T-BACKS」というセクシーアイドルグループも人気だった。
あれから約30年。実は、再びT字バックが世の中を席巻しつつあるという。アンダーウェア売り場にはTバック下着が数多く並び、都内のランジェリーショップの店長も、「この数年で売り上げは5倍近く伸びています」と明かす。
夏場になると水着売り場にもTバックが増えており、さらに男性用ブリーフでもTバックが定番デザインの1つとなっているという。むしろ、前回のブーム以上の勢いを感じるほどらしいのだが、ここまで人気が復活した理由は何なのか。
「昔はその煽情的なデザインが注目されたましたが、実際に身につけるには勇気が必要で抵抗を感じる女性が多かったんです。しかし、今は女性の間で『かわいい』と捉えられるようになった。愛用者には10代や20代の女性が多いのですが、その背景にあるのはTバックに対するイメージの変化だと思います」(ファッション誌編集者)
そもそも前回のブームが終わった後もTバック自体は絶滅したわけではなく、下着の1つのジャンルとして定着していたという。例えば、ローライズジーンズが流行った際は、デザインや形状的にもチラ見せするのに合わせやすく、スキニータイプのパンツが流行った時は肌着のラインが出にくいこともあって多用された。そうして少しずつ女性の間で認知されていったという。
「今は男女問わず芸能人でも愛用していると公言する人もいるほど。時代が移りゆく中で『見て楽しむ物』から『自分が身につける物』へと、より実用的な物に変化していったのでしょう」(前出・編集者)
過日の流行とは着用の動機が異なっているとしても、男女ともに大歓迎のブーム到来と言えそうだ。