『デザフェス』で販売のマフィン騒動 3,008個の自主回収と店主への殺害予告に発展 保健所は「皆さん冷静に対応を」
今月11日と12日に実施された「デザインフェスタ」で販売されていたマフィンが、「糸を引いている」、「納豆のような匂い」がするなどのクレームが寄せられている問題。
その後、販売されていたマフィン3,008個の自主回収を公表した、東京都目黒区のHoney×Honey xoxo(ハニーハニーキス)の店主への殺害予告が、教育機関へ届いているという。
トレンドニュースキャスター取材班は、厚生労働省と保健所から詳しい話を聞いた。
「デスマフィン」がトレンド入り
厚生労働省の食品リコール情報サイトには、栗マフィン、スイートポテトマフィン、焼きりんごマフィン、チョコチップマフィンなど、計9種類3,008個の自主回収が登録されている。
健康への危険性の程度は、3段階の最高度「CLASS Ⅰ」。
この情報がもとになり、SNS上では「デスマフィン」がトレンド入りする事態に。
では、本当にどれくらい危険なのか。
「念のため、このクラスわけ」
厚生労働省の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「情報サイトに登録されているものは、すべて販売者が打ち込んだもの。その内容が適切かどうかは保健所が判断している」と話す。
また、担当の目黒区保健所は「現時点では食中毒の疑い。CLASS Ⅰにも幅があり、念のため、このクラス分けにしている」と語った。
冷静に対応を
なお、目黒区保健所は15日、店に立ち入り検査を実施。
その上で「食中毒かどうかわかるには、もう少し時間がかかる。16日午後の時点で、腹痛、おう吐、下痢の症状を訴えているのは3件。この数字は14日の時点と変わっていない」と話す。
さらに「殺害予告がされるなど、SNS上では大きな騒動となっているが、店主1人で運営している店でもあるので、皆さん冷静に対応してほしい」と述べた。