“新10番”ラファエル・レオンが3試合連続弾! ミラン、苦しみながらもヴェローナを下す
セリエA第5節が23日に行われ、ミランとヴェローナが対戦した。
今季のミランはセリエAで3連勝と好スタートを切ったものの、前節は“宿敵”インテルとのミラノ・ダービーで1-5と衝撃的な敗退を喫した。19日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループF第1節のニューカッスル戦はスコアレスドローで終えており、現在は公式戦で2試合白星から見放されている。今節はセリエAではここまで2勝1分1敗と悪くないスタートを切ったヴェローナが相手だ。本拠地『サン・シーロ』での一戦に向けて、ミランは前節のミラノ・ダービーからスターティングメンバーを4名変更。出場停止明けのフィカヨ・トモリが先発に復帰した一方、CLのニューカッスル戦で負傷交代したルベン・ロフタス・チークがベンチスタートとなり、GKマイク・メニャン、ダヴィデ・カラブリア、テオ・エルナンデスもケガの影響で欠場となった。
試合前の悪天候によるピッチコンディション不良でキックオフが約30分遅れとなった一戦は、開始早々の8分に動く。ミランはピッチ中央でヴェローナの横パスを引っ掛けると、オリヴィエ・ジルーが背後のスペースへボールを流し入れる。抜け出したラファエル・レオンが冷静にGKとの1対1を仕留めた。“新10番”のセリエA3試合連続ゴールで、ミランが先手を取った。
対するヴェローナは21分、自陣からのスルーパスで右サイドを突破したマイケル・フォロルンショが逆サイドへ繋ぐと、フィリッポ・テラッチャーノが右足アウトサイドでクロスボールを送る。ゴール前へ飛び込んでいたフォロルンショがこのクロスボールに合わせたが、ここはメニャンに代わってゴールマウスを守るGKマルコ・スポルティエッロの好セーブに阻まれた。前半はこのままミランの1点リードで終了している。
後半に入るとヴェローナがゴールに迫る時間が続いたが、ミランの守備陣は集中力を切らさずに決定的なシーンを作らせない。すると72分、途中出場のロフタス・チークからのパスを受けたクリスティアン・プリシッチがボックス右に侵入。切り返しから左足を振り抜いたが、シュートはGKロレンツォ・モンティポに阻まれた。
続く83分にはミランにビッグチャンスが到来。86分、GKスポルティエッロの落ち着いた対応から攻撃をスタートさせると、シモン・ケアーが縦パスを差し込む。最前線でボールを収めたルカ・ヨヴィッチは背後のスペースへスルーパスを送ると、右サイドの内側から駆け上がったムサがスピードに乗って右足フィニッシュ。しかし、ここもGKモンティポが立ちはだかった。
試合はこのままタイムアップ。ミランは完璧に試合をコントロールしたとは言い難いが、新たな形に挑戦する中で貴重な勝ち点「3」を積み上げた。一方、ヴェローナはこれで3戦白星から見放されている。
次節はミッドウィークの開催となり、ミランは27日に敵地でカリアリと、ヴェローナも同じく27日にホームでアタランタと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ミラン 1-0 ヴェローナ
【得点者】
1-0 8分 ラファエル・レオン(ミラン)