【AI予想・神戸新聞杯】週初から一転の本命は連対率100%のデータに唯一該当する実力馬

 今週の日曜日は、阪神競馬場で神戸新聞杯(GII)が行われます。

 過去10年の神戸新聞杯では、5番人気以内の支持を集めた馬が10勝2着6回3着5回と圧倒しています。この内、前走で日本ダービー(GI)に出走していた馬が9勝2着5回3着2回となっています。今年も前走日本ダービーに出走し神戸新聞杯で5番人気以内に支持された馬には注目したいところです。

 今年の神戸新聞杯には13頭が出走を予定しています。前走で日本ダービーに出走し、今回の神戸新聞杯で上位人気が予想されるのはハーツコンチェルトやファントムシーフ、サトノグランツです。先述した過去の傾向を踏まえるとこの3頭が上位争いの中心となりそうです。そのほかではロードデルレイやナイトインロンドンなどの春のクラシックには未出走ながら、夏に結果を残し勢いに乗る馬も人気が想定されています。

 春のクラシックに出走していた実績馬か、それとも夏の上がり馬か。はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆世代トップレベルの実力馬の巻き返しに期待

 今週の神戸新聞杯でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるファントムシーフでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しファントムシーフに高評価が与えられました。

 ファントムシーフは22年6月の新馬戦でデビューし1着。続く野路菊S(OP)でも勝利し連勝。3戦目にはホープフルS(GI)に出走。道中はスローペースの内目を追走。勝負所では馬群が密集し動くに動けない形となった事に加え、直線でも前にスペースがなく進路を外へと切り替えるロスがありました。それでもゴール前では追い上げを見せて4着。決して、スムーズな競馬ではありませんでしたが、それでも大崩れしなかったあたりが本馬の能力の高さと言えそうです。

 翌年は共同通信杯(GIII)から始動し見事重賞初制覇を飾ると、続く皐月賞(GI)でも3着と好走。前走の日本ダービーでは8着と崩れてしまいましたが、瞬発力勝負になった事と外目の枠(7枠14番)が響いたのが敗因であり、力負けと判断するのは早計ではないでしょうか。皐月賞で世代トップレベルの能力がある事は示していますので、力を出し切れば十分に巻き返せるはずです。

 また、過去10年の傾向でご紹介したように前走が日本ダービーだった馬は強さを見せていますが、その日本ダービーで3番人気以内だった馬に限れば、8頭が出走し6勝2着2回と連対を外していません。今年の神戸新聞杯の出走馬では、唯一ファントムシーフがこの条件に該当しています。ファントムシーフの好走は約束されているようなものですし、人気に応える走りが期待出来そうです。

AI予想を見る

2023/9/23 20:00

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます