双頭で1つの体を共有する子ブタ、誕生から1週間後も生存(ホンジュラス)

ホンジュラスに住むヴァレンティン・モーラさん(Valentín Mora)が日本時間1日、TikTokに生まれたばかりと思われる子ブタの動画を投稿したところ、大きな反響があった。

その個体は双頭で1つの体を共有していたが、頭(顔)の分離は完全ではない。そのため正面から見た顔は左右対称で、キノコのカサのような形をしており、中央にある2つの目はまるで繋がっているように見える。

このような双頭症の原因の一つについて、英ニュースメディア『The Daily Star』では、双子で産まれてくるはずが、胚の分裂が不完全で正常に分離できなかったことを挙げており、「これは人間でも起こること。結合双生児と同じ状態」と説明した。

なお奇形の原因には遺伝子の突然変異などのほかに、薬剤や感染症などの環境的要因も考えられ、死産や短命であることがほとんどだという。

しかしヴァレンティンさんは今月7日、子ブタが足をバタバタさせ鳴き声をあげる姿を投稿し、ユーザーからはこんなメッセージが寄せられた。

「まだ生きていたのね!」

「優しくしてあげて!」

「苦しそうだから獣医に診察してもらって。」

「安楽死させるべき。」

「きっと長くは生きられないだろう。」

「インドではよく見るよね。」

「これは笑えないよ。」

「人間の世話なしでは生きられないだろう。」

「この子を傷つけないで!」

「頭が重くて歩けないのでは?」

「かわいそうだ。」

この子ブタがその後、獣医の診察を受けたのか否かについて、テックインサイト編集部ではヴァレンティンさんから直接話を聞くべく取材を申し込んでいるが、現時点で回答は得られていない。

ちなみに双頭症にはヘビ、牛、羊、猫、犬、魚などの報告もあり、2021年にロシア連邦のハカス共和国で2つの頭とブタのような体を持つ奇形の牛が、また今年初めにはアルゼンチンで鼻2つ、口2つを持つ奇形のブタが誕生していた。

さらに2020年には、米フロリダ州ピネラス郡で飼い猫が捕まえたという双頭のヘビが話題となった。ヘビは1つの体に2つの脳を持っているため、右の頭が餌を追おうとしても左の頭は違う方向に行こうとすることから、自然界で生き延びることは難しいと報じられていた。

画像は『La Verdad Noticias 2023年9月2日付「Cerdo mutante es captado en video viral: tiene dos cabezas y es terrorífico」(Foto: jobatus.mx)』『UHN Plus 2023年9月3日付Twitter「¡INSÓLITO! Capturan imágenes de un cerdo de dos cabezas.」』『valentinmora841 2023年9月7日付TikTok』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2023/9/14 5:00

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます