カジノ内を全裸で駆け回りV字開脚… 逮捕された男の家族「息子は被害者」 世界の変態図鑑(4)

【世界の変態図鑑】

第1回:植物に欲情する「デンドロフィリア」の男

第2回:イギリス史上最悪の露出狂}

第3回:アリの巣に男性器を突っ込んでED治療?

 ラスベガスのカジノ内を全裸で疾走し、ポーカーテーブルの上でV字開脚するなどして中年の男が逮捕された。「TMZ.com」ほか、複数のメディアが報じている。

 報道によると、逮捕されたのはニューヨーク州在住のブライアン・ダニルチク(35)。ラスベガスには、知人のパーティーに出席するため訪れていたという。

 ラスベガス都市圏警察の報告によれば、ダニルチクは2軒のカジノリゾート内を全裸で駆け抜けたほか、バーで義足の男性に殴りかかったとして、暴行や「治安びん乱行為」のほか、5件の公然わいせつ罪に問われている。

「CNBC」に寄せられた映像を見てみると、全裸のダニルチクがポーカーテーブルの上でV字開脚をしたり、通行人に肛門を見せつける様子が映されている。セキュリティに取り押さえられる際には叫び声を上げ、卓上のチップを掴んで投げるなど大暴れしており、明らかに正気ではない。

 ダニルチク自身も「記憶がない」と供述しており、ここまで聞くとただ酔っ払いがやらかした、ありふれた事件のようにも思える。しかし、ダニルチクの妻であるミシェル氏は「New York Post」紙のインタビューに「彼は被害者。こんなことをするような人物じゃない」と擁護。何者かが夫の飲み物にドラッグを混入させたと主張している。

 彼の父親も「(息子は)明らかに異常な精神状態にあった」と証言している。事件当日、彼ら親子が友人たちとバーで飲んでいると、客のひとりが全員にドリンクを一杯おごる出来事があったという。

「回ってきたドリンクを飲んでから店を出て、それから10〜15分後くらいだろうか。息子は『気分が悪い、何かがおかしい』と言い出し、そのうち錯乱状態になって走り去ってしまったんだ」

 ダニルチクの家族は現在、彼がどのタイプのドラッグを盛られたのか、毒性学の専門家に鑑定を依頼している。

 ドラッグやアルコールによって酩酊した人物が、いきなり露出行為に走るケースは多く見られる。アメリカでは、2010年代から出回り始めた“フラッカ”と呼ばれる合成ドラッグが、このような症状を引き起こすことで知られている。ダニルチクが本当に一服盛られていたとすれば、このタイプが混入されていた可能性が高いといえよう。

 そもそも、知らない人から勧められた飲み物など口にしないほうがいいのであるが、ラスベガスという浮かれた土地で飲んでいるときに「マスター、ここにいる全員に俺から一杯ごちそうする」なんて状況に出くわしたら、断りづらくなるのも無理はない。

 とはいえ、飲食物に異物を混入される事案は日本でも珍しくない。読者の皆さんも十分に注意してほしい。

参考:「TMZ.com」「New York Post」「Daily Star」ほか

2023/7/19 18:30

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