広末涼子、篠田麻里子、三浦瑠麗だけじゃない…「ベストマザー賞の呪い」
今週、広末涼子のW不倫疑惑が報じられたが、このニュースが意外な広がりを見せている。広末が昨年受賞した「ベストマザー賞」の存在意義に疑問の声が集中する事態になっているのだ。
広末の不倫疑惑は、7日付の「文春オンライン」(文藝春秋)および8日発売の「週刊文春」(同)が報道。お相手とされるのは、テレビにもよく出演しているミシュラン1つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏で、互いに既婚で子どもがいる。
双方とも不倫を否定しているが、広末の所属事務所は「プライベートなことに関しては、本人に任せていますが、今回の報道を受けて本人に対して責任を持って行動するように厳重注意をしております。お騒がせして申し訳ございませんでした」と、報道後に発表した公式コメントでなぜか異例の謝罪がなされた。さらに、広末が出演していたキリンビール「本麒麟」のCM動画が8日に公式サイトから削除。一方、鳥羽氏も出演予定だったイベントが急きょ中止になっている。
今回の不倫疑惑報道では「文春」の隠し撮りに映るプライベートの広末の美貌にも注目が集まったが、一方で広末が2022年に受賞した「ベストマザー賞」まで物議の的になった。
広末は2003年にモデルの男性と結婚し、男の子をもうけたが2008年に離婚。2010年にキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏と再婚し、男児と女児をもうけた。3児のママとして子育てをしながら女優としても輝き続けているということで、広末は昨年の「ベストマザー賞」の芸能部門を受賞。しかし、今回の不倫疑惑に加えて、記事に「広末はとにかく早く離婚したいと周囲に語っていた」との証言まで掲載されたことで、受賞を疑問視する声が相次いでいる。
「ベストマザー賞」をめぐっては、2021年に芸能部門を受賞した篠田麻里子に不倫疑惑が持ち上がり、夫と泥沼のバトルを繰り広げた末に今年3月に離婚。同年の政治部門を受賞した国際政治学者の三浦瑠麗氏は、夫の清志氏が業務上横領罪で3月に起訴され、この件への関与が疑われたうえに、夫と別の男性とのデート報道まで噴出した。この当時から「ベストマザー賞」の選考基準にツッコミが続出していたが、広末の騒動でさらに疑問の声が強まったようだ。
過去までさかのぼると、歴代の「ベストマザー賞」受賞者にはトラブルが多発している。2009年に音楽部門を受賞した今井絵理子参院議員や、2017年に同じ音楽部門に選ばれた後藤真希は後に不倫疑惑が報じられた。また、2010年に芸能部門を受賞した江角マキコ氏はママ友トラブルの末に当時のマネージャーが長嶋一茂宅に「バカ息子」と落書きしたとして騒動になり、それをきっかけに芸能界を引退。最近も息子を通わせていたインターナショナルスクールに関連した訴訟トラブルの渦中にいると伝えられた。
さらに、2013年に文芸部門を受賞した漫画家の西原理恵子氏は、実の娘から「無断で私の本名、仕事歴、外見、精神病をコンテンツとして扱って親が金儲けしていた」などと“毒親”ぶりを告発されたことで昨年大きな騒動に。2010年に政治部門を受賞した立憲民主党の蓮舫参院議員も同じく昨年、溺愛していた長男が“親離れ”を宣言してライバルの自民党に入党し、自民党の大物フィクサーと養子縁組していたと報道された。
有吉弘行は、先月ラジオ番組で「みなさんにお願いしたいんですけども。初回から誰が受賞したか、しっかり調べてみてください。アレ?って首をかしげることも多いでしょう。(誰かは)この場では言及しませんが」とベストマザー賞に疑問を呈し、話題になったが、ネット上でも「ベストマザー賞の呪い」というワードが話題に。SNSでは「マジで受賞者がやらかしまくってて怖い」「縁起悪すぎだろ」といったコメントが飛び交い、2023年度の受賞者である仲間由紀恵や歌手のAI、モデルのヨンアらの今後を心配する声まで上がっている。一部では「賞の存続にかかわる問題」「ベストマザーの基準がわからないし、廃止したほうがいいのでは」といった極論も出ているようだ。
実際はスキャンダルのない受賞者のほうが多いのだが、賞のイメージに反するスキャンダルはどうしても目立ってしまう。これ以上、受賞者たちにトラブルが起きないことを祈りたいが……。