ゴレツカが補強の“犠牲者”に? バイエルン退団の可能性が浮上…マンUが動向注視か

 バイエルン所属のドイツ代表MFレオン・ゴレツカに、今夏の退団の可能性が浮上しているようだ。5日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在28歳のゴレツカは、ボーフムとシャルケでのプレーを経て、2018年夏にバイエルンへフリートランスファーで加入した。程なくしてボランチの定位置を掴むと、ここまで公式戦通算179試合に出場し34ゴール35アシストをマーク。主力選手として数々のタイトル獲得に貢献している。今シーズンは負傷離脱がありながらも、公式戦40試合出場6ゴール6アシストという成績を残した。

 そんなゴレツカに、今夏のバイエルン退団の可能性が浮上しているようだ。クラブとの現行契約を2026年6月末まで残し、本人もバイエルンでのキャリア継続を望んでいるものの、『スカイスポーツ』は同選手が今夏の補強戦略の“犠牲者”になる恐れがあると指摘。トーマス・トゥヘル監督が獲得を熱望するウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスが加入した場合、同ポジションを主戦場とするゴレツカが放出される可能性があるようだ。同メディアのフロリアン・プレッテンベルク記者によると、クラブ内ではゴレツカの売却についての議論が既に行われているという。

 こうした状況の中、既にヨーロッパ各国の複数クラブがゴレツカの獲得に興味を示しているという。とりわけ関心を強めているのがマンチェスター・U。同クラブは、ライスの去就次第でバイエルンでのゴレツカの立場が危うくなることを理解しているとのこと。アーセナルらが名乗りを上げているライス争奪戦の行方と並行し、ゴレツカの動向を注視していくと見られている。ライスのバイエルン移籍が濃厚となった場合には、実際にゴレツカにオファーを提示する可能性があるようだ。

 “ドイツの絶対王者”の中盤で存在感を放ってきたゴレツカ。果たして今夏にクラブを去ることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

2023/6/6 14:11

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