“本命”はケイン? レアルがベンゼマの代役確保に乗り出す…ハフェルツにも関心か

 レアル・マドリードが、トッテナム所属のイングランド代表FWハリー・ケインへの関心を強めているようだ。5日、イギリスメディア『BBC』やスペイン紙『アス』が伝えている。

 長らくセンターフォワード(CF)の主軸として活躍し、クラブ歴代2位の通算354ゴールを叩き出した元フランス代表FWカリム・ベンゼマの退団が決定したレアル・マドリード。クラブ史に名を刻んだ35歳のストライカーとの別れを受け、スペインの“白い巨人”は来る夏の移籍市場にて、代役となるFWの確保に優先的に取り組むと見られている。

 複数選手への関心が報じられる中、『BBC』によると、レアル・マドリードはトッテナムの“絶対的エース”ケインをストライカーの獲得候補の最上位に位置付けており、オファーの提示を本格的に検討しているという。同選手を巡っては、クラブとの現行契約が2024年夏で満了となることから、今夏の移籍も噂されており、すでにマンチェスター・Uからの熱烈な関心が明らかになっている。『アス』によると、レアル・マドリードは、ケインの獲得に向けて8000万ユーロ(約120億円)の最初のオファーを用意しているという。契約期間は2026年夏までの3年間、年俸は1100万ユーロ(約16億円)程度を検討しているようだ。

 また、ドイツ紙『ビルト』によると、レアル・マドリードはチェルシー所属のドイツ代表MFカイ・ハフェルツにも関心を寄せているという。レヴァークーゼン在籍時からハフェルツに関心を寄せていたレアル・マドリードは、2020年夏のチェルシー移籍後も引き続き動向を注視していた模様。ベンゼマがクラブを去った今夏のタイミングで、獲得に乗り出す可能性があるという。なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、選手本人は今夏の移籍を前向きに検討しており、現行契約を2025年6月末まで残すチェルシーも、売却を容認する構えを見せているようだ。

 ベンゼマに加え、スペイン代表FWマルコ・アセンシオ、元ベルギー代表FWエデン・アザール、ドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスの退団も決定しているレアル・マドリード。“FW再編”を迫られることとなった今夏、どの選手を新戦力として迎えるのだろうか。

2023/6/6 13:22

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