レアル・マドリードは3日、同クラブに所属するスペイン代表FWマルコ・アセンシオが、契約満了に伴い今季限りで退団することを発表した。

　2015年の夏、20歳でレアル・マドリードに加入したアセンシオは、同クラブに7シーズン在籍しており、3度のチャンピオンズリーグ制覇に加え、4度のクラブワールドカップ優勝、3度のリーグ制覇を経験し、計17個ものタイトル獲得に貢献。これまで、公式戦通算285試合で61ゴール32アシストを記録した。

　そんなアセンシオに対し、レアル・マドリードはクラブ公式HPを通して「私たちマドリディスタは、これまでの彼のキャリアと模範的な行動を決して忘れることはありません。レアル・マドリードは今もそしてこれからも彼の故郷であり、彼と彼の家族が新しいステージで幸運を手にすることを祈っています」と言葉を贈った。

　アセンシオは今季、ここまで公式戦50試合でプレーしているものの、先発での起用は18試合にとどまっており、満足なプレー機会を得られていない。そんな同選手にはチェルシーやリヴァプール、アストン・ヴィラなど多くのクラブが関心を寄せているようだが、新天地を巡ってはパリ・サンジェルマンへの移籍が濃厚とも報じられている。