滝沢秀明はすべて知っていたのか 奇跡的なタイミングの数々に業界騒然「超能力者か?」

大問題に発展しているジャニーズ事務所の性加害騒動だが、対応策が全て裏目に出る結果となっている。5月26日には、再発防止のために外部の専門家による「特別チーム」を設置すると発表。さらに、コンプライアンスや再発防止策のため、社外取締役として野球のWBCでヘッドコーチを務めた白井一幸氏らが就任する予定であることも公表した。

 しかし、あるスポーツ紙記者は、白井氏の就任は裏目に出るのではないかと予測する。

「今回の、未成年男子が多く被害者となった性加害の流れで、なぜ白井氏が就任したのかよくわからない。白井氏にはプロ野球界初の『企業研修講師』という肩書きを持ちますが、ジャニーズ事務所の問題を解決できるとは思えませんね。今回の大きな問題は、創業家が牛耳っている体制にある。芸能界の“闇”の部分でもある同族経営のジャニーズ事務所を、白井氏がぶっ壊すことは到底できないと思います。白井氏は取材受けもいい人だったので、スポーツ紙の記者からはこの無謀な挑戦を残念がる声が出ていますよ」

 藤島ジュリー景子社長が正式に謝罪をすればネットで叩かれ、今回の白井氏の社外取締役就任もSNSなどでクレームが出ている始末。もはや、収拾がつかない状況のジャニーズ性加害騒動だが、その裏で、ジュリー氏と共にジャニーズ事務所を運営していた滝沢秀明氏へにわかに注目が集まっている。

「滝沢氏は2022年10月に事務所を辞めましたが、まさにタイミングが完璧でした。自身の会社である『TOBE』を立ち上げたのが今年3月21日。英BBCが性加害騒動の発端になるドキュメンタリーを放送したのが3月なので、これまたタイミングがバッチリです。古巣の性加害騒動が拡大していくのを尻目に、滝沢氏は4月、5月に『TOBE』の公式YouTubeチャンネルでオーディション風景を公開。すべてがジャニーズの裏をかくようなタイミングで、もはや滝沢氏は事情を把握してスケジュールを組んでいるのではないか、さもなくば超能力者だと言われているほど」(民放関係者)

 かつてはジャニーズの子会社の代表取締役という立場だった滝沢氏。もしまだ在任していたら、ジュリー氏と同じくバッシングを受けていた可能性が高い。その巻き添えを喰わなかっただけでなく、ジャニーズが弱体化する中、絶妙なタイミングで「TOBE」の事業を進めているのだ。

 さらにいま、ジャニーズ事務所に嫌気が差したファンたちが、こぞって「TOBE」に注目するようになっているという。

「TwitterをはじめとするSNSで、『TOBE』を応援する声が日に日に大きくなっている。5月22日にKing & Princeから平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人が脱退したこともあり、『TOBEに乗り換える』という声が増えています。ジャニーズ事務所からすると、ほかのどのボーイズグループよりも『TOBE』がもっとも驚異的なライバルになるかもしれませんね」(スポーツ紙記者)

 神がかったタイミングで「TOBE」を展開する滝沢氏。今後の構想としては、ジャニーズ事務所と同じく、関東と関西の2拠点で勢力を伸ばすつもりのようだ。

「タッキーはSnow Man、SixTONES、Travis Japanをデビューさせた功労者で、子会社の代表取締役に就任後もジャニーズJr.の育成を管理していた。そのノウハウを『TOBE』に注ぎ込むのでしょう。東京だけでなく、関西ジャニーズJr.のように大阪でもタレント育成をするつもり。人脈もありますし、実際にNHKやNetflixなどがこのオーディションに興味を示しています。夏頃には、第1弾アーティストを作り出し、メディアで大々的に紹介するつもりのようです」(民放関係者)

 さらに、滝沢氏と「TOBE」にはここにきて“追い風”が吹き始めていると言われている。

「NHKを含め、テレビ各局がジャニーズ事務所との“癒着”を見直しはじめている。そうなると、バラエティーは新たなイケメン枠を見つけ出さないといけません。現状、BE:FIRSTやJO1、INIあたりにチャンスはありそうですが、テレビ局としてはタッキーが仕掛けるグループにも興味がある。いち早く冠番組を用意できれば囲い込めますし、各局がタッキーの動向に注目しています」(同上)

「TOBE」は、男性アイドルグループを作る……とは公表していないが、これまでの滝沢氏の功績を考えれば、新グループ結成の可能性は十二分にある。

「新たな時代へ」をキーワードとする「TOBE」。ジャニーズ事務所を蹴落として、新たな時代を作り出す事務所へと成長しそうだ。

2023/6/2 13:00

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