フランス語はおしゃれで可愛い単語が豊富

おしゃれなイメージの強いフランス語の言葉の中には、音の響きが可愛い単語がたくさんあります。お店やブランドの名前やペットの名前、ブログやWebサイトのタイトルなどにフランス語のおしゃれで可愛い単語を取り入れたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

音の響きだけでも十分におしゃれな雰囲気が伝わりますが、意味を知っておくとよりイメージが伝わります。ここでは、ジャンル別にフランス語のおしゃれで可愛い単語を見ていきましょう。

フランス語の可愛い単語【食べ物】

美食の国のイメージが強いフランスでは、食べ物やお菓子の名前の中にもおしゃれな響きや素敵なフレーズの可愛い単語が見つかります。フランス語でハチミツは「Miel（ミエル）」、砂糖は「Sucré（シュクル）」、バニラは「Vanille（バニーユ）」と言います。

甘い響きの可愛い単語は、ペットの名前としても人気がありますね。白いハムスターに「バニーユ」と付けるなど、ペットの被毛の色に合わせて素敵な名前を選んでみてはいかがでしょうか。

「Cerise(スリーズ)」はさくらんぼ

フランス語のおしゃれで可愛い単語として、フルーツの名前も外せません。「Cerise（スリーズ）」はさくらんぼという意味で、「Fraise（フレーズ）」はいちごという意味です。

音の響きが可愛い単語「Pomme（ポム）」はりんご、「Poire（ポワール）」は梨という意味です。長めのおしゃれなフレーズにはブルーベリーの「Myrtille（ミルティーユ）」、木いちごの「Framboise（フランボワーズ）」などもあります。

「Bonbon（ボンボン）」はキャンディー

見た目もおしゃれで綺麗なものが多いフランスのお菓子。お菓子の名前にも可愛い単語がたくさん見つかります。キャンディーを意味する「Bonbon（ボンボン）」は、「美味しい」という意味の幼児語「bon（ボン）」が由来だそうです。

エクレアのフランス語は「éclair（エクレール）」。稲妻や電光を意味するという可愛い単語ですが、食べる時に中からクリームがこぼれないように稲妻のような素早さで食べることが語源と言われています。

フランス語の可愛い単語【生き物】

フランス語は、生き物の名前にも可愛い単語が見つかります。フランス語で犬は「chien（シヤン）」。リスはフランス語で「エキュルイユ（écureuil）」、オコジョは「エルミン（hermine）」、マッコウクジラはフランス語で「カシャロット（cachalot）」と言います。

また、蝶を意味するフランス語は「Papillon（パピヨン）」、蛍のフランス語は「リュシオル（luciole）」という可愛い単語です。

「Chaton（シャトン）」は子猫

フランス語では、猫のことを「Chat（シャ）」と言います。子猫は「Chaton（シャトン）」、メス猫は「une chatte（ユンヌ シャット）」です。

お菓子の「Langue-de-Chat（ラング・ド・シャ）」は、「猫の舌」という意味になります。ほかに、しっぽは「クー（queue）」、猫の鳴き声は「Miaou ! Miaou !（ミャウ ミャウ）」や「miaulement（ミヨルモン）」と言います。響きが可愛い単語ですね。

「クク（Coucou）」はカッコウ

フランス語の鳥の名前にも可愛い単語がたくさんあります。カッコウはフランス語で「クク（Coucou)」ですが、日本語と同様に鳴き声からきているようです。

フラミンゴは「Flamant（フラモン)」、クジャクは「Paon（ポン)」、カワセミは「Martin-pêcheur（マルタンペッシャー)」と言います。鳥の尾は「queue（クゥ)」、羽は「plume（プリュンム)」で翼は「aile（エル)」という可愛い単語です。

フランス語の可愛い単語【植物】

「la vie en rose（ラ・ヴィ・アン・ローズ）」という美しいフレーズを耳にしたことはありませんか。「バラ色の人生」という意味のフランス語で、往年の名歌手エディット・ピアフの名曲のタイトルにもなっています。

綺麗なもの、素敵なものを愛するフランスらしく、植物の名前にも可愛い単語がたくさんあります。枝は「branche（ブランシュ）」、葉は「feuille（フイユ）」、そして花が咲く様子は「fleurir（フルリール）」という可愛い単語です。

「fleur（フルール）」は花全般

フランス語の「fleur（フルール）」は花全般を指す可愛い単語です。つぼみは「bourgeon（ブルジョン）」、花びらは「pétale（ペタル）」と言います。品種名にも可愛い単語が見つかります。

アジサイは「hortensia（オルタンシア）」、スズランは「muguet（ミュゲ）」という可愛い単語です。さらに、「fee des fleurs（フェ・デ・フルール）」は、花の妖精という意味のフレーズになります。

「jardin（ジャルダン）」は庭

エルメスの香水「UN JARDIN SUR LE NIL（アン・ジャルダン・シュール・ニル）」は、ナイルの庭という意味の素敵なフレーズです。家庭菜園という言葉はフランス語で「potager（ポタジェ）」、バケツは「seau（ソー）」と言います。

また、キャベツは「chou（シュ）」、キュウリは「concombre（コンコンブル）」です。ジャガイモは「pomme de terre（ポム・ドゥ・テール）」という可愛い単語になります。

フランス語の可愛い単語【宇宙】

宇宙という意味のフランス語には「univers（ユニヴェール）」や「cosmos（コスモース）」があります。星や星座の名前はまさに美しい言葉の宝庫です。

彗星（すいせい）を指す言葉は「comète（コメットゥ）」、星座は「constellation（コンステラシオン）」になります。十二星座を意味する言葉の中では、ふたご座「gémeaux（ジュモー）」やしし座の「lion（リオン）」などが可愛い単語ではないでしょうか。

「étoile（エトワール）」は星

星を意味する「étoile（エトワール）」は、パリ・オペラ座の最高位のダンサーを指す言葉にもなります。美しい天の川を指す言葉は「Voie lactée（ヴォワ・ラクテ）」です。

また、輝く星は「les étoiles brillantes （レ・ゼトワー・ブリオントゥ）」、「希望の星」という言葉は、「L’étoile de l’espoir（レトワー・ドゥ・レスポワー）」というフレーズで表現できます。

「croissant（コワッソン）」は三日月

惑星や衛星を指すフランス語の言葉にも可愛い単語があります。地球は土と同じ意味の「terre（テール）」と表現されます。太陽は「soleil（ソレイユ）」、月は「lune（リュンヌ）」です。

「la pleine Lune（ラ・プレンヌ・リュンヌ）」は新月を意味する言葉で、「Croissant de lune（コワッソン・デ・リュンヌ）」は三日月を指します。「croissant（コワッソン）」とだけ呼ぶこともあるそうです。

フランス語の可愛い単語【ファッション】

ファッション大国、おしゃれ大国のイメージがあるフランスには、ファッション系の言葉もたくさんあります。外来語として日本に定着しているおしゃれなファッション用語も多いですね。

裁縫や仕立てという意味の言葉「couture（クチュール）」から、高級婦人服のデザイナーや服を指す「haute couture（オート・クチュール）」が生まれました。ファッションモデルやディスプレイ用の人形を指す言葉「mannequin（マヌカン）」もフランス語です。

「rayure（レユール）」は縞模様

おしゃれを楽しむ時には、お洋服やバッグの模様や柄も気になりますよね。たとえば縞模様を意味するフランス語は「rayure（レユール）」という可愛い単語です。

タータンチェックは「carreaux écossais（カロ・エクセ）」、市松模様は「damier（ダミエ）」。ヘリンボーンは「à chevrons（シュヴロン）」、水玉模様は「à pois（プワ）」、プリント柄は「imprimé（アンプリメ）」となります。

「bijoux（ビジュ）」はアクセサリー

おしゃれにはアクセサリーも欠かせません。「bijoux（ビジュ）」はアクセサリー全般を指す言葉ですが、シンプルな指輪を指すフランス語は「anneau（アノ）」、結婚指輪は「L’alliance（ラリオンス）」です。

宝石の名前の中にもおしゃれな響きの言葉があります。フランス語で真珠は「Perle（ペルル）」、ルビーは「Rubis（リュビ）」、サファイアは「Saphir（サフィール）」という可愛い単語です。

フランス語の可愛い単語をチェックしよう

フランス語の可愛い単語を、食べ物や生き物、植物に天体、そしてファッションとジャンル別に見てきました。もともとおしゃれなイメージが強いフランス語ですが、響きが可愛い単語や素敵な言葉がたくさんありますね。

お店やブランド、Webサイトの名前などにおしゃれなフランス語を使ってみてはいかがでしょうか。ただし、フランス語の発音は完全にカタカナ化することが難しいので、こちらの表記は参考程度に留めておいてくださいね。