古代生物の骨を探す途中で、9歳男児が自宅の裏庭で第二次世界大戦時の不発弾を発見(英)

英デヴォン州イースト・デヴォンに暮らすセリーヌ・ペニストン・バードさん(Céline Peniston-Bird)の9歳になる息子ジョージ君(George)は3月25日の早朝、自宅の裏庭で手榴弾を発見した。

ジョージ君はその日、大好きな古代生物の骨を探すため散歩していたところ偶然それを発見したそうで、母親のセリーヌさんはその経緯についてこのように語っている。

「ジョージは骨が大好きで、その日も果樹園の壁に沿って骨を探していました。そして歩いている途中でつまずいて立ち上がろうとした時、1メートルほど先に手榴弾のようなものを見つけたそうです。」

「散歩から戻ったジョージは寝室に駆け込んできて興奮しながら『起きてよ、手榴弾を見つけたよ!』と言っていましたが、まだ完全に目が覚めていなかった私は『まあ素晴らしい。きっと本物に違いないわ。写真を撮ってきたら?』と受け流していました。それから再び外に出て、家に帰ってきたジョージはiPadの写真を見せにきました。それを見て『ああ、これは本物かもしれない』と思ったのです。」

その後、セリーヌさんは警察の101(緊急性のない通報)に電話をかけてオペレーターに事情を説明した。するとすぐに緊急ダイヤル999に繋いでくれたため、詳細を伝えたところ20分ほどで警察官が自宅に到着したという。セリーヌさんはこう明かしている。

「警察官たちは実物を見て『これは確かに手榴弾のようだ』と言っていました。そして爆弾処理班を呼ぶことになり、隊員がX線撮影をして不発弾であることが分かったのです。それは第二次世界大戦時のものだそうで、その後近くの畑で爆発処理が行われました。」

「手榴弾を発見したこと、そして家に警察官や爆弾処理班が訪ねてきたことにジョージはとても興奮していました。私の午後の予定はなくなってしまいましたが、息子にとっては素晴らしい体験で、パトカーに乗ったりしてとても楽しそうでした。でも春休み中なので学校のみんなに話すことができず、がっかりしていましたけどね。」

イースト・デヴォン地方警察は同日、Facebookで今回の出来事について次のように綴った。

「9歳のジョージ君が自宅の庭で第二次世界大戦時の不発手榴弾を発見しました。ホニトン警察署のベーコン巡査部長(Bacon)とドライバー巡査(Driver)が現場に駆けつけ、ティッドワース・キャンプを拠点とするイギリス陸軍部隊721爆発物処理隊の仲間たちによって、手榴弾は安全に制御され爆発処理されました。この勇敢な少年に『いいね!』をお願いします。」

同警察によると、この地域で爆弾が発見されることは珍しいことではなく、もし手榴弾のようなものを見つけた場合は999に連絡し、警察が到着するまでは近づかないように呼びかけている。

画像は『Metro 2023年3月26日付「Mum stunned after nine-year-old digs up live World War II grenade in garden」(Picture: BPM MEDIA)』『Rural East Devon Police 2023年3月25日付Facebook「It’s been an explosive afternoon for our colleagues at Rural East Devon Response」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 上川華子)

2023/3/30 21:00

この記事のみんなのコメント

1
  • いち(

    3/31 1:59

    大抵サビッサビで中身カラッポらしいけどね。

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