ベッラレイア死す ナリタトップロード産駒で07年フローラS覇者

 07年のフローラSを制したベッラレイアが7日、北海道のノーザンファームで出産時の内出血のために死んだ。19歳だった。

 ベッラレイアは父ナリタトップロード、母マリスターII、母の父ボールドスキーの血統。現役時代は17戦3勝。3歳時にフローラSで重賞初制覇。続くオークスでは1番人気に支持されたものの、ゴール前でローブデコルテにかわされてハナ差の2着に終わった。

 その後は勝利に手が届かなかったものの、牝馬限定重賞を中心に活躍。秋華賞4着、エリザベス女王杯で3着など、GIでも善戦を続けた。現役引退後は繁殖牝馬となり、14年スイートピーSで2着だったベッラレジーナなどを送り出した。

 ノーザンファーム早来の津田朋紀場長は「残念ですね。貴重なナリタトップロードの血統でもありますし、残った子どもに頑張ってほしいです」と別れを惜しむ。

 最後の産駒は現1歳の父イスラボニータの牡馬で、昨年のセレクトセールで河合純二氏が5000万円(税抜)で落札。津田場長は「歩様が大きくて、性格もいい意味でピリッとしています。動きもいいですよ」と活躍を期待していた。

2023/3/22 17:00

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