「盗聴器は減ったけど、代わりに…」 探偵が語る新たな『犯罪の手口』に震え上がる

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特殊な機材を家屋に仕込んでプライベートを覗き見るという、盗聴や盗撮などの犯罪行為。

昨今では、その手口が多様化しており、知らないうちに自宅の様子を撮影されているということもあるかもしれません。

本記事では、大阪市で探偵として活躍しているカモシカさんに、知っておきたい盗聴や盗撮を防ぐポイントを聞いてみました。

――近年の盗聴や盗撮には、どんな機器が使われている?

最近だと機材の性能も向上しているため、盗聴よりも盗撮の被害が増えていますね。カメラのレンズも小型なものが多いですから。

盗聴器を仕掛けるのとほとんど手間が変わらないため、映像も盗むことができる盗撮カメラが台頭しているのです。

近年では数が減っている盗聴器

――カメラでも音声が拾えるので、まさに完全上位互換として盗撮カメラが増えている?

そうですね。ネット通販などを利用して小型カメラを容易に購入できる環境であることも、被害増加の一助につながってしまっています。

「特殊な探知機を利用しないと自力で盗撮カメラを発見するのは難しい」と語るカモシカさん。

インタビューでは、「『どのようなカメラが存在するか』を知るだけでも、被害に気付く確率は上がる」と教えてくれました。

――今まで発見した盗撮器の種類は?

私が出会った盗撮器には大きく分けて2つのパターンが存在していました。

1つ目は、小物に偽造した小型カメラです。こちらは従来の盗聴器と同じように、コンセントなどに仕込まれているものもありますね。

コンセントに仕掛けられた盗撮器を探す様子

――ほかにはどんなものがある?

ボールペンや置時計などに偽装して設置されているケースもあります。モバイルバッテリーやボイスレコーダーにも隠しカメラが仕込まれていたことがあり、気付かずに盗撮されてしまう人も珍しくありません。

ボールペン型の小型カメラ

ボイスレコーダーに偽装した小型カメラ

2つ目のパターンはいわゆるDIY系。盗撮用のカメラを自作するケースです。

基盤ユニットにつながっている小型カメラを物に取り付けるだけなので、容易に作成できてしまいます。調べてみると分かりますが、結構安価な値段で盗撮カメラが自作できるのですよ。

――手作りが可能…?

わりと簡単に。こうした機材は被害者が留守の時を見計らって家に設置されるケースが多いです。

まったく知らない赤の他人でも自宅まで入り込んでくる可能性があるため、特に注意してほしいですね。

DIY用の隠しカメラ

――自宅に侵入して仕掛けることもあるとは…。

例えば駅前で見かけた女性をターゲットにして尾行を開始。

自宅を特定したうえで、留守のタイミングを見計らって設置する、といった具合です。

私に調査を依頼した20代の女性は「オートロックのマンションだから自宅のカギは開けっ放しだった」という女性がおり、残念ながら盗撮器を仕掛けられていました。

――心あたりがある人も多いのでは?

そういう人は自分の部屋を探してみるといいと思います。盗撮器は小さいとはいえ、レンズが露出しているという点は共通しています。

そのため、疑いの目で観察してみると、意外と簡単に見つけられるはずですよ!

※写真はイメージ

盗撮用のカメラを設置する場所について、カモシカさんはさらに別の手口を教えてくれました。

被害者の自宅に限らず、加害者自身の自宅も盗撮器を仕込むにはうってつけです。自分の家に誘い込んで、トイレや寝室に仕込んだカメラで盗撮するというわけですね。

――そんな手口まで…。自宅で盗撮器を発見してしまった場合はどうすればいい?

警察に連絡するのが一番でしょう。しかし、通常の『110』番だと回線が込み合って、なかなかつながらないということもあります。

そういった場合は警察相談専用電話『#9110』番へダイヤルするのがおすすめです。

こちらなら警察の専門窓口につながるため、相談しやすくなるはずですよ。

ちなみに、カメラの中にはSDカードが入っていることが多く、内部の映像に盗撮者自身が映っていることもあるのです。そこから犯人逮捕につながることもありますね。

少しでも犯罪の手口を知ることで、被害の発見確率を高められる盗撮や盗撮。

知らないうちにプライベートを覗かれることのないように、一度自宅をチェックしてみてはいかがでしょうか。

カモシカさんのInstagramには、探偵目線のさまざまな防犯対策などの情報が投稿されています。気になった人は覗いてみてくださいね。

tantei_kamoshika

[文/キジカク・構成/grape編集部]

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