結婚式でバク転に失敗した新郎 1か月間の昏睡状態後、回復へ向かう(米)

米コロラド州デンバーで暮らすケルシー・マイナットさん(Kelsey Mynatt)と夫のマイクさん(Mike)は昨年9月、2人だけで結婚式を挙げた。

それから2週間後の10月1日、親しい友人らを招いて行われた結婚披露宴で2人は悪夢のような出来事に襲われた。

ケルシーさんは当時の状況をこう振り返っている。

「その日、マイクはダンスフロアでバク転を披露したのですが、失敗して頭から着地してしまったんです。普段はそんな失敗はしないのに、その日は靴底に溝がないドレスシューズを履いていたことに加え、床に飲み物がこぼれて濡れていたせいで彼は足を滑らせてしまって…一瞬にして私たちの世界は変わってしまったのです。」

その後、病院に搬送されたマイクさんは重度の外傷性脳損傷と診断され、急速に脳が腫れて頭蓋骨内部の圧力が上昇していたため、頭蓋骨の一部を切除する頭蓋骨切除手術が緊急で行われた。

それから1か月もの間、昏睡状態が続いたマイクさんは集中治療室で治療を受けることになったという。

幸いにも意識を取り戻したマイクさんだったが、脳に重い障がいが残ったため目覚めた直後は歩くことや話すこと、食べることさえもできなかったそうだ。

しかしその後の経過は順調で、事故から4か月が過ぎた現在では会話や歩行ができるほど回復しているとのことだ。

ケルシーさんは事故発生後から現在までのマイクさんの様子をTikTokで公開しており、そこには夫婦二人三脚でリハビリに励む姿などが見られる。

ケルシーさんの協力のもと、少しずつ回復に向かうマイクさんにユーザーからはこのようなコメントが届いている。

「2人ともよく頑張っていますね。その調子で早く回復することを祈っています。」

「私の家族も同じ病気を抱えていましたが、今は元気に過ごしています。マイクさんも頑張ってください。」

「負けないで! あなたたちの人生が素晴らしいものになるよう心から祈っています。」

「2人が毎日頑張っている姿を見て元気をもらっています。」

「心からお見舞い申し上げます。一日も早く回復できますように。」

「彼女がいつもそばにいてくれて、マイクさんは幸せですね。2人に幸あれ。」

マイクさんの治療とリハビリはこの先も続くといい、ケルシーさんの知人がクラウドファンディングサイト「GoFundMe」にページを設けて医療費の寄付を募っている。

人々から寄せられるたくさんの声援やサポートに対し、マイクさんは「私たちに対する皆さんからの支援にとても勇気づけられ刺激を受けています。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを述べている。

画像は『Kelsey Mynatt 2023年1月22日付TikTok「Can you tell I’m still obsessed with him Clips from our wedding video by the beautiful stunning gorgeous」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 上川華子)

2023/2/8 22:00

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