GKコーチの解任めぐり対立…バイエルンSD、ノイアーには「もっと違う行動を期待した」

 バイエルンのハサン・サリハミジッチSD(スポーツ・ディレクター)が、同クラブに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの発言に反応した。4日、ドイツメディア『スカイ』がコメントを伝えた。

 バイエルンは先日、「仕事の進め方について意見の相違があった」として、ノイアーと友人関係にあったトニ・タパロヴィッチ元GKコーチを解雇。イギリスメディア『アスレティック』のインタビューに応じたノイアーは「クラブが決めたことだから、受け入れなければならない」としつつ、「僕のキャリアの中で、最も残酷な出来事だった。僕が理解できるような理由はなかった。大きな失望だ」と、ショックを隠さなかった。

 これに対しサリハミジッチSDは「マヌエルが個人的に影響を受けていることは理解している。しかし、特にキャプテンである彼からは、もっと違う行動を期待しただろう」と、メディアに対してクラブへの不満をぶつけたノイアーを批判。「タパロヴィッチに関する決断は、人間的にも難しいものだったが、マヌエルとはまったく関係がなかったし、彼にもそう説明した」と強調し、次のように言葉を続けた。

「もし影響が出るのであれば、まずマヌエル本人と話をすることになる。タパが放出されたことで彼が語る失望は、私たちにも当てはまる。なぜなら、マヌエルはクラブの利益よりも自分の個人的な利益を優先させたからだ。しかし、我々は内部で彼と賢明に話し合うつもりだ」

 ノイアーはFIFAワールドカップカタール2022での早期敗退後、オフ中にスキーで下腿骨折の大けがを負って手術実施。同選手が今季絶望となり、バイエルンは代役としてスイス代表GKヤン・ゾマーを獲得していた。

2023/2/5 16:31

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